修理事例

パソコンが動作不安定になる意外な理由

今年も残すところ数日となりましたね。

大掃除でパソコンの裏側をお掃除するという方はなかなかいらっしゃらないと思いますが、コンセント周りのホコリは火災の原因など危険が潜んでいますので、大掃除に限らずこまめにチェックされることをお勧めします。

さて、今回は修理のお話ではなく、この季節にありがちな事例を一つご紹介しようと思います。

 

fullsizerender

これ、どこにでもある延長コードですね。

これがどうしたって事なのですが、この時期は寒いですよね?

寒い時には何をつけますか?

そう、暖房器具ですね。

 

延長コードに、パソコンや電気ストーブ、加湿器などまとめてつなげる事ありますよね?(そのために口がいっぱい付いてるんですから。)

 

ここでちょっとした落とし穴が。

延長コードにいろいろつなげすぎるとパソコンが不安定になる可能性があるんです。

 

なんで?口がいっぱい付いてるのに何でいっぱいつなげたらダメなの?

やっぱりそう感じられますよね。

 

実は延長コードにはどれだけの電気を流せるかという限度があり、一般的な延長コードは口数に関係なく1500W程度です。(延長コードのコンセント部分の裏側などに書いてありますので確認してみてください)

それと同時に、パソコンにも安定動作させるためには、ある程度電気の余裕をもって流さないといけないんですね。

 

特に電気ストーブとか、電気カーペット、沸騰タイプの加湿器はかなりの電気を使うので、同時につなげるとパソコンに必要な電気がまかなえなくなり、フリーズしたりいきなり電源が落ちたり何かしらの影響が出てくることも。

特にデスクトップパソコンは、ノートパソコンに比べて消費電力が大きいので影響が出やすい傾向があります。

実際、使用中に頻繁に電源が切れるというお客様のお宅にお伺いしたときに、ストーブと加湿器がつながっている延長コードからほかのコンセントにつなぎかえた途端に嘘のように改善したという事が以前ありました。

 

例えば、

パソコンと加湿器を付けているときに、お部屋が寒いのでストーブを強運転でつけたと仮定してみましょう。

電気ストーブ(強運転:1200W)

スチーム加湿器(加湿時:300W)

パソコン(200W)

 

1000W + 300W + 200W = 1500W

延長コードの限界である1500Wギリギリになってしまいました。

ストーブや加湿器は電力が足りなくなっても動作の変化はわかりづらいですが、これがパソコンになるとフリーズや突然の電源断などとして影響が出てくることがあります。

 

仮に、パソコンを5台つなげてみたらどうでしょう。

200W × 5台 = 1000W

コードの限界は1500Wなので、まだ500W分余裕があります。

ですが、機械が出すノイズをパソコンが拾ってしまい不安定になることがあったり、意外にパソコンって電気に対してデリケートだったりするんです。

パソコンをつないでいるコンセントにはあまりほかの電化製品をつなげないことをお勧めします。

 

さらに、冬の夜、帰宅して寒いお部屋を暖めようと、ストーブと加湿器を同時に付けたとします。

ストーブはまず強でつけますよね?

そうなると…

電気ストーブ(強運転:1200W)

スチーム加湿器(始動時:1000W)

パソコン(200W)

 

1200 + 1000 …… あれれ。

この時点でもう延長コードの限界を大幅に超えてしまいました。

これはパソコンの安定動作以前に、非常に危険な状態です。

熱を発生するストーブや、ドライヤーなどを複数一つの延長コードにつなげると、非常に大きな電気が流れコードが発熱・発火して火災の原因になったりしますので十分ご注意ください。

延長コードのコードやプラグの部分を触ってみてください。

もしコードやプラグが暖かくなっていたら限界を超えているサインかもしれません。

その場合には即座に延長コードにつながっている機器類の見直しをしてください。

説明書や本体にこの機械はどれだけの電気を使うのか、必ず記載がありますのでそれを見ていただき、つなげる機器の数を必ず調整してください。

 

※計算方法について、この式の表現は間違えているというご指摘があるかもしれませんが、どなたにでもタコ足配線の影響を知っていただくためにあえてシンプルな表現にしております。

 

それでは、電気の使用には十分ご注意をいただき、事故のないようよいお年をお迎えください。

今年も1年、本当にありがとうございました。