人気長寿ドラマ「科捜研の女」を制作している東映株式会社よりお呼びがかかり、2018年2月某日、東映・京都撮影所に行って参りました。
撮影所訪問前に助監督さんと綿密な打合せを行い、壊れた(今回は壊された)パソコンからデータを取り出す作業について、どのような機材を使いどのような作業を行うのかをご説明しました。それをもとにどのようなシーンを撮影するのがよいのか、様々なプランを立てていきます。
「科捜研の女」を制作するということは、様々な科学捜査手法を理解した上で、それを楽しめる映像として再現するということであり、それを毎週、毎週、全く違ったジャンルで行っておられるんだということがわかり、驚いた次第です。
科捜研のスペースに機材をセッティングする京都・四条店 坂田店長
打合せにもとづいて、私達が普段使っている機材などを持ち込み、科捜研のスペースにパソコンのHDDを修復しデータ復旧ができるような環境を再現していきます。実際のデータ復旧作業は、非常に奥が深く、障害の度合いによってはその対処や復旧作業は大きくことなってきますが、データ復旧の一例を再現しているとご理解いただければと思います。
Twitterのつぶやきでは、データ復旧するのに壊れたパソコン自体を直す必要はないのでは?という指摘もありましたね。たしかにご指摘の通り、HDDが無傷であればパソコンの他の部分が壊れていても、HDDからデータのみを取り出せばいいんですが、HDDの基板が破損されているので、データを取り出すために基板の修復が必要だったのです。今回は、そんなケースをイメージした場面でした。
非常に大勢のスタッフに当社スタッフも混じっています!
そんな専門的な話はさておき、撮影に使った機材は当社からお貸ししたものも多く、一般的には見ることがない本格的な業務用のものを使っての撮影でした。科捜研のスペースに大量の機材を持込み亜美ちゃんたちが作業をしていると、普段、我々がしているのと違う雰囲気が漂っていました。我が社にも呂太くんと亜美ちゃんのようなスタッフがいてくれたらいいんですけど。
最後に、今回撮影のサポートをさせていただいた京都・四条店と大阪・扇町店の店長からもひとこと挨拶させてもらいますね。
(文責:パソコンドック24 経営企画室)
深夜までの撮影でしたが、疲れをみせない武田・坂田店長
パソコン修理の業界に飛びこんで、10年以上になりますが、まさか再び映像の世界のお仕事をさせていただけるとは夢にも思いませんでした。久しぶりの撮影所、楽しかったです!
大阪・扇町店 店長
(元役者)武田 博之
京都を拠点とした19年続く人気番組に、微力ながらお手伝いができた事をうれしく思います。地味なパソコン修理の仕事が、なんか華やかに感じられました。
京都・四条店 店長
坂田 敏博