データストレージ
ファイルサーバーは、LANやWANなどのネットワーク上で、ファイルを共有するために設置されるサーバーのことをいいます。
複数のクライアントマシンが同じファイルを必要とする場合、ファイルを共有しておけばその転送の手間が省け、また、ファイルを更新した際に起こりがちな不整合を防ぐことができます。また、バックアップなどのデータ管理も一括して行えます。
ただし、複数のクライアントマシンにリスクが分散していた所を、一括して集中した分だけデータ紛失のリスクが上がります。すなわちリスクが集中するため(要するに、ファイルサーバー1台または数台に障害が発生しただけでシステム全体の障害となる)、ファイルサーバーの信頼性は重要であるといえます。
ファイルサーバーにとって最重視される使命は、その中に保存されているファイルがきちんと読み書きできることです。ハードディスクは元来壊れやすい部品であり、ファイルサーバーにとってハードディスクの故障は最大の敵です。データ、情報を共有することで生産性を高め、業務を効率的に進められます。IT資産を効率的に使い、重要なデータのバックアップも一括で行えます。
ファイルサーバー選択のポイント
対象となるユーザ数、データを安全に格納する信頼性、そして柔軟に対応できる拡張性が選択のポイントとなります。
30人未満
低価格で即導入が容易であり、HDDを二重化できるRAID1以上の構成をおすすめします。
利用者数が増える可能性があればラックサーバーも視野に入れて検討されるとよいでしょう。
30~100人未満
HDDの二重化に加え、拡張性も確保。HDD交換時も電源断せず交換できるホットプラグに対応したもの方がよりよく、更には、障害時に電源 ON/OFFの状態に関わらず離れた場所からでもサーバーの稼動状況を管理しやすいサーバーの運用管理機能について考慮したモデルをおすすめします。
100人以上
障害時に強くパフォーマンスの高いRAID5構成にてデータを冗長化もできるモデルをおすすめします。多くの人が利用するサーバーとなるため、拡張性はもちろんのこと複数同時アクセス時でも高速に処理できる様にメモリ容量の確保、CPU数、HDD容量とご予算に応じ検討されることをおすすめします。
こんな場合にご相談ください!
- サーバーの耐用年数が過ぎても稼動している。
- サーバーのハードディスク容量が少なくなった。
- 高性能で安価なサーバーに入替したい。
- ユーザ環境やネットワーク環境を新しいサーバーへそのまま移行したい。
- 会社の資産であるデータを包括的に自動バックアップする仕組みが必要
サーバー構築サービス
お客様のご要望にあわせて、個別見積となります。お支払いはリース契約も可能です。