開店までのあゆみ：浜松店 (後編)

浜松店（インタビュー後編）

不安が沸き起こってピークに達したのは研修を受け終わったころ！

－加盟後の研修やサポートはどう感じておられますか？

そうですね。自分なりにしっかり調べて納得して加盟したので、心配や不安はほとんどありませんでしたが、不安が沸き起こってピークに達したのは研修を受け終わったころです。というのは、ある程度はパソコンに詳しいと思っていたのが、１００のうち１０も分かっていないと研修で思い知らされるわけですよ。こりゃーまずいということで、研修が終わった後も、直営店に入店させてもらって１週間ぐらい、ずっと現場で勉強させてもらいました。浜松店の場所も決め、内装や外装もどんどん進んでいるのに、店長の仕上がりがこのレベルでは足りないと感じ、必死で直営店のスタッフから学びまくりました。でも、その１週間で、さらにどんどん新しいパターンが出てきてしまって……。

これだけやれば完璧なんていうものはなく、日々勉強して積み上げていくしかないんだと覚悟ができました。

－で、開店されてどうなりましたか？

オープンして1か月は、「わーーーーーーー」って感じで日々パソコンがどんどんやってきて、あたふたしているうちに終わっていました。でもある意味、研修とその後の体験入店で覚悟ができていて、日々、新たなことに一つ一つ向き合いながら実践で身に付けていくものだと理解していましたので、不安や心配というよりは、とにかく忙しく毎日が過ぎていきました。

分からないことや、自信のない案件が来るたびに、研修の講師や、親しくなっていた直営店のスタッフに電話して指導を求めていました。修理で難しいのは診断の部分で、修理をする作業自体は基本的な動作の組み合わせですからそれほど難しくありません。症状から判断して原因を探り当てる部分が、経験が必要な部分で、一朝一夕に分かるものではないんですよね。開業当初の大変さというのは、診断がうまくできない焦りとも言えるかもしれませんね。自分ではお手上げのものは、本部で代行修理してもらえる制度がありますので、お客様にご迷惑おかけすることなく、対応できました。

パソコンドック24浜松店店内の様子

－開業後に、注力されたのはなにですか？

そうですね。修理は、こつこつやっていれば大体のパターンは分かってくるのですが、地域のみなさんに自分のことや店のことを知っていただかなければ、この技術力は持ち腐れになってしまうと気づき、情報発信することに注力しました。まず、修理ブログの発信です。もともと、修理時には分解過程をこまめに写真に撮り、元に戻す際の参考にしていましたが、その写真をそのままブログに活用できるので、一石二鳥でした。パソコンが動かなくなるという症状は同じでも、故障原因は千差万別で、ブログのネタはいくらでもあります。こつこつUPすると、ブログを見たお客さまからの反応も出てきますし、情報を発信する楽しさに目覚めました。「お父さんはこういう仕事をしているのだよ。」と、家族に理解してもらえる材料にもなりましたね。

そういった経緯で、できるだけ毎日、ブログに記事を投稿し続けています。

浜松市地域情報ポータルサイト「はまぞう」

「はまぞう」上のパソコンドック24浜松店

－最後にひとこと

この仕事は、どうしても修理技術の向上に意識が行きがちです。難易度の高い修理がうまくできたときは達成感を感じるのですが、それを地域社会に伝えることができなければもったいないですよね。お客様に来ていただいて、はじめて技術力を発揮できるわけですから。そのような考えから、一定の時間・労力をブログ作成などに使い、地域社会に伝えることをおろそかにしないようにしています。おかげさまで、はまぞうブログ（地域ポータルサイト）のなかでも、有数のアクセスがあるサイトに育ってきました。これからも、修理同様こつこつと積み上げていきたいと思います。

PROFILE

パソコンドック24 浜松店　オーナー　影山　明生

運営会社: 細島PC修理センター
■設立年月日: 平成28年7月21日
■事業内容: パソコン修理業
■本社住所: 〒435-0045 静岡県浜松市中区細島町6-5
2016年7月: パソコンドック24へ加盟浜松店開業

浜松店：影山オーナー

本日は、お忙しい中、お時間をいただきありがとうございました。浜松店のますますの発展をこれからもしっかりサポートしていきますので、よろしくお願いいたします。

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