こんにちは。パソコンドック24 仙台駅東口店 です。
本日は iMac (24インチ, M1, 2021年モデル) が落下後に液晶パネルが破損し、画面が映らなくなってしまったというご相談をいただきましたので、修理対応の様子をご紹介いたします。
ご相談内容
お客様より、「iMacを誤って倒してしまい、それ以降画面が映らなくなった」とのご連絡を受けました。
現物を確認したところ、液晶パネルの左上から中央にかけて大きく亀裂が入り、バックライトは点灯しているものの、映像信号がまったく表示されない状態でした。
iMac自体の起動音はあり、外部モニターへのHDMI出力では正常に画面が表示されたため、本体のロジックボードやM1チップには異常がないと判断できました。
一体型パソコンのメリットとリスク
AppleのiMacはデザイン性と機能性を兼ね備えたオールインワンモデルで、非常に人気のある製品です。
特にM1チップ搭載モデルは、従来のIntel Macと比較して圧倒的な省電力・高性能を実現しています。
しかし、一体型パソコンの宿命として、液晶が壊れてしまうと「本体丸ごと使えない」という事態に直結します。
もちろん、外部モニターを使えば作業は可能ですが、それでは一体型の意味が薄れてしまいます。
修理対応:液晶パネルの交換
今回の修理では、iMac専用のRetina 4.5Kディスプレイパネルの交換を行いました。
このモデルは T-CON(Timing Controller)一体型の液晶構造になっており、互換性のあるパネル選定も慎重に進める必要があります。
iMac (M1)の筐体は非常に薄く、かつガラスパネルと液晶が一体となっているため、専用のヒートガンやセパレータを使いながら慎重に分解を進めます。
内部の埃やケーブルの断線にも注意を払いつつ、破損したパネルを取り外し、新品の純正液晶パネルを装着。
組み直し後は、True Tone表示や色温度のキャリブレーションも行い、無事修理完了となりました。
修理完了後のチェックとアドバイス
- 映像表示:正常(バックライトムラなし)
- 外部モニター出力:正常
- OS起動/アプリ動作:正常
今回は液晶交換のみで復旧できたため、データや設定はそのまま、納品させていただきました。
修理まとめ
iMacのような一体型PCは、スタイリッシュかつ省スペースですが、物理的な衝撃には弱いため、設置場所や取り扱いには十分な注意が必要です。
液晶が破損してしまっても、本体内部のロジックボードが生きていれば修理は可能です。
Apple正規店では本体交換になるケースも多いですが、当店ではパネル単体での交換が可能なため、コストを抑えた対応ができます。
もし同じような症状でお困りの方がいらっしゃいましたら、ぜひ パソコンドック24 仙台駅東口店までお気軽にご相談ください!
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