おはようございます。こんにちは。こんばんは。
パソコンドック24 豊田店 です。
今回は豊田市のお客様より自作パソコンをお預かりし、修理いたしました。
自作パソコン Windowsが起動しない
・パソコンがある日突然起動しなくなってしまった
・壊れてしまってから半年そのままにしていた
・修理してまた使えるようにしたい
今回はリフレッシュパック+SSD、空冷式クーラー交換、配線調整にてご対応いたしました。
自作パソコン修理内容のご紹介
ご自身で組み立てられたパソコンをしばらく使用していたところ、Windowsが起動しなくなってしまったそうで、どうしたらよいのかわからず半年ほどそのままにしていたとのことでした。Webで当店の存在を知ってお問い合わせいただき、パソコン詳細診断のご依頼を頂きました。受付時に状態を拝見すると画面にはキャレット(文字挿入位置をあらわす点滅するマーク)のような点滅している線が出ているだけでWindowsが起動してきませんでした。
パソコン詳細診断
パソコンのケースはサーマルテイク製のVersa H26というケースです。アクリルサイドパネルを採用したコストパフォーマンスに優れた人気ケースで、ご依頼いただく自作パソコンやショップBTOパソコンによくみられるケースです。お客様のパソコンに搭載されたマザーボード(MSI製PRO H610M-G DDR4・メイン基板)にはEZ Debug LED(写真の赤枠)というトラブル発生時にどこが悪いのか教えてくれる機能があります。上からCPU、DRAM(メモリ)、VGA(グラフィックボード/ビデオカード)、BOOT(記憶媒体・Windows)と並んでおり、VGAの箇所が点灯し止まってしまっていました。VGA不具合かと思われましたが、診断の結果、SSDが故障しておりBootデバイスのところまで進まない状態であることがわかりました。
記憶媒体はNVMe・M.2規格のSSDが取り付けられていましたが、別の検証用パソコンに接続しても認識しませんでした。お客様のパソコンに検証用SSDを取り付け、仮の環境を整え各種テストを行ったところSSD以外の部品に異常は見られませんでした。
おすすめプラン
故障個所以外にも問題がないか調査したところ、CPUの負荷テスト時にCPU温度が高温になることと、リヤケースファンがマザーボードに接続できず回転していませんでした。SSDの故障原因が熱によるものの可能性が浮かんできましたので、気温が高くなる季節に備えて熱対策が必要であると考えました。高性能CPUでも十分冷却できる性能を持ちつつコストパフォーマンスに優れた空冷式クーラーへの換装、SSDは比較的低発熱かつ高速なタイプに交換・ヒートシンクを増設、内部配線を整える、マザーボードに1ポートしかないシステム(ケース)ファン接続ポートを分岐しフロント・リヤケースファンを接続することで空気の流れをスムーズにするプランを考えました。
納品
お客様に診断結果と修理お見積りをご報告する際に熱対策を講じるプランをご提案させていただきましたところ快く了承いただきましたので、部品交換やリフレッシュパック作業を実施して最終テストを行い納品させていただきました。ゲームをする目的のパソコンなので高価な部品であるVGAの故障を心配されていらっしゃいましたが、心理的ダメージや修理金額が大きくならなくてよかったと安心されていらっしゃるご様子でした。
故障個所を修理することに加え、お客様にとってもっとパソコンを快適にご利用いただけるようにできないかと考え、アイデアをご提案させていただいております。それはアップグレードといった物理的なことから、ご利用方法や運用する上での注意点などさまざまです。
パソコンなどIT機器に関する問題や疑問点がございましたら、近くのパソコンドック24までお気軽にご相談ください。
私たちは常にお客様のお困りごとに真摯に向き合い、最適な解決策を提供することを心がけています。お客様のお役に立ちましたら幸いです。
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