おはようございます。こんにちは。こんばんは。
パソコンドック24 豊田店 です。
今回は豊田市のお客様よりVostro 15 3510をお預かりし、修理いたしました。
DELL Vostro 15 3510 液晶カバーが開閉できない
・ある日液晶カバーと本体の間に隙間が空くようになった
・開閉のたびに音がしてスムーズに開閉できない
・元のように使用できるようにしてほしい
今回は液晶背面パネル・ヒンジ金具交換にてご対応いたしました。
Vostro 15 3510修理内容のご紹介
液晶パネルと本体が分離してしまったとご相談いただきました。開閉がうまくできないとのことでしたので、すぐに診断させていただくことになりました。
分解
パッと見ではそれほど分離してしまっていないように見えますが、実際の破損状況を確認するためまずは分解することにいたしました。内部を確認するには液晶パネルの背面カバー(Aカバー)と液晶フレーム(Bカバー)を取り外す必要があるため、ノートパソコンの上半身部(ヒンジ部より上部)を下半身部(ヒンジより下部)から取り外しました。
破損状況
上半身部をさらに分解しました。Aカバーの正面向かって右側のヒンジねじ受け部のナットが台座から抜けたり割れたりしていたうえ、ヒンジ金具を保持するピンが折れてしまっている状態でした。また、左側のヒンジ金具が歪んでしまっていることがわかりました。
診断にて左側のヒンジ金具のゆがみ補正や右側の台座やピンを補修し再固定ができることがわかりました。また、部品調達の可否を調査しましたところ、Aカバーやヒンジ金具が流通している機種でした。
お客様に診断結果に加え、補修の場合と部品交換を行う場合の見積もりをお伝えしました。今回は各部品交換とヒンジ部の締め付け具合の調整のご依頼をいただきました。
納品
部品を取り寄せ交換を行い、ヒンジ金具の締め付け具合を少し緩めに調整を行いました。調整により液晶カバーがスムーズに開閉ができるようになりましたので、お客様にご連絡し納品させていただきました。
部品交換のほか、ヒンジが破損しにくい開閉の仕方をご案内いたしました。スムーズに液晶画面を開閉でき使用できるようになり、お客様はとても安堵されていらっしゃるご様子でした。
ノートパソコンをご利用の方に液晶カバーを開けていただくと、利き手側の液晶フレーム側面を持ちながら開けられている方が多い印象です。ノートパソコンは薄く軽くを追求し各社しのぎを削っています。設計上強度は確保されていますが、比較的ヒンジが破損しやすい機種があることも事実で、あるメーカーの特定機種のヒンジ破損の持ち込みが多い傾向にあります。特に液晶画面を回転させることによってタブレットパソコンとして利用できる機種は、使用方法によってはヒンジ破損しやすくヒンジが破損してしまうとタブレット状態にできなくなってしまったり通常のノートパソコンとして使用するにも支障が出てしまいます。
ヒンジ部修理の納品時や開閉方法に難がある方には老婆心ながら破損しにくい開閉方法をご案内しております。液晶画面上部中央を片手で持ち、もう片方の手でパームレスト側中央を押さえながら開閉していただくと左右のヒンジに均等に負荷がかかり負荷が分散するため破損しにくいです。開閉方法は説明書に書かれていないことが多いと感じますので、開閉時には意識して中央あたりをもって行っていただけたらと思います。
いつもとパソコンの様子が違うと感じられたり、もっと快適に使用する方法はないかといったパソコンなどIT機器に関する問題や疑問点がございましたら、近くのパソコンドック24までお気軽にご相談ください。私たちは常にお客様のお困りごとに真摯に向き合い、最適な解決策を提供することを心がけています。
この記事がご覧いただいたみなさまのお役に立ちましたら幸いです。
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