こんにちは。パソコンドック24 名古屋・みなと店 です。
名古屋市港区のお客様よりMacBook Air (M1, 2020)をお預かりしました。
持ち込み時の状況
Macは起動時にappleロゴが出て下に起動プロセスの進捗を示す白色のバーが右に進んでいくのですが、これが途中で止まってしまい動かないという症状でした。
また、お客様の申告ではバッテリーも充電しないとの事です。
その1:診断とテスト
本体のメイン基板とメモリなどの不良が無い事をチェックして正常な事を確認ののち、MacOSをインストールすると、本体は普通にOSがインストール出来ました。
理由は分かりませんがMacOSのプログラムが狂ってしまっていた様です。
WindowsOSのパソコンはOSのプログラムエラーは多いのですが、MacのOSエラーは比較的少なく、今回の様な起動しないケースでは修理困難なメイン基板の故障が多いので、ホッとした瞬間です。
MacのOSインストール方法は年代(モデル)によって違うのですが、このモデルは簡単に説明すると電源ボタン長押しで出てくるコマンドからストレージを初期化した後、インターネット経由でOSをインストールするのです。
その2:OSインストールは成功したがバッテリーが・・・
Macのバッテリー不良は膨張やバッテリーを認識しなくなったりと症状は様々です。
今回は写真を撮り忘れましたが、分かりやすく【修理サービス推奨】と出て1%から充電が増えていかない症状でした。
その3:バッテリー交換(裏蓋を取る)
このMacBookAir(2020 M1)は裏蓋を取る事に関しては極めて簡単な部類で、10か所のネジを外して蓋を吸盤などで持ち上げると引っかかる爪などなく簡単に外れます。
(個人的主観が入っているかもですが)シンプルで無駄のない作りです。
その4:バッテリー交換(スピーカーとバッテリー取り外し)
バッテリーを外した後、左右のスピーカーを外すのですが、これらは両面テープで強力に張り付けて固定されています。ですが、最近のテープは剥がしやすい工夫がされているので、慎重に剥がせば苦労せずバッテリーは取れます。
その5:Newバッテリー取り付け
バッテリーの下部に固定用の両面テープを貼った後、ネジ穴が合う様に慎重にバッテリーの位置決めをして固定します。
その6:バッテリー交換完了
無事、バッテリーの交換作業が終わりました。
その7:起動してバッテリーの認識状態確認
バッテリー交換で一先ずは、正常に残量を認識して充電量も増える様になりました。
後はバッテリーの充電と放電を何度か繰り返して、正常にバッテリーを認識できている事が確認できれば完成です。
その8:完成
お客様に良く説明する機会があるのですが、バッテリーは消耗品で(個人的に思うには)良くも悪しくも当たりはずれがあり、使い方以上に個体差が有るような気がします。
長持ちさせるためには満充電せず20%から80%の間で使うのが良いと言われますが、いずれは寿命が来るものですので、不安や不都合がある場合はパソコンドック24 名古屋・みなと店にお気軽にご相談下さい。
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