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【固まる】SSD故障で操作できない HP Z240 Workstation

カテゴリー :SSD換装・交換 パソコン修理事例 フリーズ・動作が遅い

こんにちは。パソコンドック24 名古屋・庄内緑地公園店 です。

名古屋市西区からお越しのお客様より、「Windowsが起動せず選択メニューが出たり、デスクトップ画面まで進んでも固まって操作できない」とご相談いただきました。
店頭確認ではデスクトップまで起動しましたが、設定やエクスプローラーが固まってしまい動きません。

HP Z240 Workstation スタートアップメニューが起動する

HP Z240 Workstation

Xeon CPU搭載のWindows10デスクトップパソコンです。
CAD用として使用されているもので、業務ができないとお困りで持ち込まれました。

スタートアップメニュー

起動するとStartup Menuが出ることが多く、「Continue Boot」を選択すると起動するもののフリーズして操作できません。

データのバックアップができていないことと、CADソフトの再インストールが難しいためなんとか環境をそのまま残したいとのご希望です。
起動できても固まってしまうことから、起動用デバイスの故障である可能性が高いと思われます。

分解:SSD・HDD

まずはサイドパネルを開きます。

HP Z240 内部

内部は思っていたよりも綺麗です。
青枠内のケーブルを外し、SSDとHDDのマウンターレバーを引いて取り外します。

そのままメモリーのエラーチェックを行いましたが、こちらは無事完走し異常なし。
メモリー故障ではありませんでした。

SSD・HDDステータス:正常

Micron SSD

SSD・HDD共にステータスは正常で、数値上も問題ありません。

WDC HDD

データドライブ用HDDは使用されておらず、中身は空でした。

SSD読み書きスピードテスト

SSD読み書きスピードテスト

SSDのスピードテストを行うと、正常判断ではあったものの大きく上下に揺れている箇所があります。
また検証用SSDに環境保全は問題なくできたためその状態で何度か検査してみたところ、すべて起動し固まることなく操作ができました。

電源やGPUの負荷テストもエラーは検出されなかったため、SSD故障で間違いありません。

念のためOSチェックを行うと破損したファイルがいくつか見つかったため、いくつかの手順を使って修復しておきます。

SSD交換

本来SSD故障であればWindowsをインストールし直すことが望ましいですが、現在の使用環境をご希望のため環境移行を行います。

SSD空き領域僅少

SSD空き容量が30GB弱しかなく、それをお伝えしたところ増量したかったとのことでした。

SSD増量交換

480GBの新品SSDに保全した環境を移行し、内部パーテーションを広げます。

SSD増量

僅少だった空き領域が多くなりました。

内外清掃・返却

HP Z240 Workstation

内部清掃したパソコンにSSDを取り付け、ソフトウェア起動や動作を確認します。
CADソフトが起動でき、データも確認することができて安心されたご様子でした。

またデータドライブ用HDDが使われていなかったため、個別ファイルをHDDへ保存していただくようお願いして返却です。
SSDは空いているスペースに仮のデータを書き込みながら動作します。
空き領域が少なくなるとそのスペースを酷使し寿命が短くなってしまうため、SSDは空き領域を多めに確保しておくことが大切です。

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