こんにちは。パソコンドック24 広島店 です。
今回は広島市西区のお客様より、Inspiron13-7368をお預かりしました。
ご来店の動機としては、「バッテリーで使える時間短くなって、タッチパッドの部分が飛び出てきた」です。
タッチパッドは目視で直ぐにわかるくらい飛び出ています。(写真の赤線の部分です)
間違いなくバッテリーの膨張による影響と思われます。
不具合内容を調べる為、詳細診断をお申込みいただきましてパソコンをお預かりしました。
「診断開始」
早速、診断に取りかかっていきましょう。
筐体が内部から圧迫されているので、このままだと新たな故障が発生する可能性があるため、慎重にバッテリーの状態を確認します。
最初に筐体を裏返してから底のカバーを取り外します。
底のカバーが外れたらバッテリーが見えてきました。
明らかに膨張している事が分かりました。
次は膨張したバッテリーを取り外し、データを保全するためにSSDを取り外して、安全に診断が行えるようにします。
その後、タッチパッドが正常な位置へ戻る事や動作を確認して、バッテリーの交換のみでご対応出来る事が確認出来ましたので、バッテリー交換のお見積もりをご案内して修理のご依頼をいただきました。
「修理開始」
作業自体は新しいバッテリーを取り付けて完了となりますが、資料として劣化膨張したバッテリーと新品のバッテリーの比較写真を撮りました。
パッと見て2倍ほどの高さになっている事が分かります。
最近のパソコンは持ち運びやデザインが優先されて、筐体を軽くしたり薄くしたりする傾向があります。
リチウムバッテリーは劣化により膨張することがあるので、丁度なデザインに収まっているバッテリーが膨張すると、パソコンの下半身側が全体的にどら焼きのように湾曲し始めて、バッテリーの上にあるタッチパッドが押し上げられて飛び出てしまいます。
普段はあまり気にすることはありませんが、キーボードの上で手のひらを滑らせるように触ってみた時に、盛り上がっている感触があれば膨張の可能性を疑ってみる事をお勧めします。
「修理完了」
新しいバッテリーを取り付けて、タッチパッドの位置を改めて確認します。
全て組み戻していきまして、問題無くお直しすることが出来ましたのでお客様に修理完了のご報告を行いました。
今回は見た目から判断できるバッテリーの膨張でしたが、見た目は購入時から変わりないが、筐体内でバッテリーが膨張している事もあります。
平時はコンセントに繋いでパソコンをご使用されている方の方が多い印象ですが、たまにはバッテリーだけで使用して使用出来る時間を計ってみたりすることをお勧めします。
パソコンドック24 広島店ではバッテリー交換等のトラブルも承っております。
気になることがございましたら是非一度お問い合わせ下さい。
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