こんにちは。パソコンドック24 名古屋・庄内緑地公園店です。
名古屋市西区からお越しのお客様より、「Cドライブの空きが非常に少ないため、容量を増やしてほしい」とご相談いただきました。
空き領域が少ないためにWindows Updateやウイルス対策ソフトの定義更新ができず、危険な状態です。
富士通 LIFEBOOK FMVA77D1L AH77/D1 Cドライブ空き領域僅少
第8世代のCore i7搭載ノートパソコンです。
データはHDDに保存しているものの、128GBしかないSSDの容量バーは真っ赤に染まっており、367MBしか空きがありません。
映像編集などの容量を使うソフトウェアが入っており、それらが容量を使ってしまっているようです。
様々な更新はCドライブの空き領域を使用して行われるため、Windows Updateやウイルス対策ソフトの定義更新に失敗してしまっています。
ギリギリまでWindows10で使用されたいとのことですが、今の空き領域のままではバージョンアップもできません。
インストールされているソフトウェアの環境が大切とのことで、初期化は行わず内部環境を移行してSSDの容量アップを行います。
分解:SSD・HDD
裏面の蓋を外します。
レバーを右に動かし、バッテリーを取り外します。
左下の黒い保護シートの下にSSDとHDDがあります。
3個のネジとSATAケーブルを外して2個とも取り外します。
仮組みの上メモリーのエラーチェックを進めましたが、こちらは問題ありませんでした。
SSD・HDDステータス:正常
使用時間は両方とも少なく、特に異常はありません。
ウイルスなども見つかりませんでした。
内部清掃
SSDを交換する前に内部清掃を行います。
12個のネジを外し、光学ドライブを抜き取ってベースカバーを外します。
この際、マザーボードと繋がっているSATAケーブルに注意が必要です。
綺麗に使われていますが、やはりファンの部分には埃がありました。
清掃後、組み戻します。
SSD交換
この機種にはM.2のSSDが使われていますが、NVMeではなくSATAでした。
同じ形式のSSD500GBに内部環境を移し、パーティーション調整を行って容量を広げます。
SSDはとにかく熱対策が必要です。
ノートパソコンでも使える厚みのヒートシンクを取り付け、組み込みます。
空き領域増量・更新確認
367MBしかなかった空き領域が337GBに増え、容量バーも青色に。
修理後の確認でインターネットに接続したところ、失敗していたWindows Updateとウイルス対策ソフトの更新は正常に適用されることが確認できました。
外部清掃・返却
外部清掃後、多くなった容量を確認していただき返却です。
元々使われていたSSDはまだ問題なく使えるため、予備として返却。
なお、容量に余裕ができたことで動作も少し速くなりました。
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