こんにちは。パソコンドック24 大阪・扇町店 です。
今回は、大阪市城東区のお客様より、2011年製のiMacの修理のご依頼を頂きました。

DVDドライブが内臓されている時代のiMacです。懐かしいですねぇ。
Mac OS 10.6にインストールされているアプリを継続してご使用になりたいとのことで、修理を申し込まれました。
電源を入れてみたら、写真の状態のままで、OSが立ち上がって来ません。

外付けのHDDにインストールされているOS(10.7)から起動してみました。
OSは外付けからだと起動出来るので、内蔵のHDD、またはお客様のOSの問題の可能性がありますね。
今回は、タイムマシーンのバックアップがあり、内蔵のHDD内のデータは不要とのことでした。
こういう事になった時に、非常に助かるのがタイムマシーンのバックアップですね。

メモリーテストを行いましたが、メモリーは問題無さそうです。

早速、分解を行い、HDDを調べてみます。
前面のガラスのパネルを外しました。
マグネットで取り付けてあります。専用の吸盤で外します。

次に液晶パネルを取り外しました。左右にネジがあります。
ネジを外した後、液晶パネルとメイン基板は、4本のケーブルでつながっています。
コネクタなどを壊さないように慎重にケーブルを外せたら、液晶パネルを写真のように外せます。

HDDを取り外しました。

別のPCにて、HDDの状態を診断しました。
HDDが物理的に故障していますね。まー、14年使ったら壊れますね。

今度は、SSDに交換します。専用のマウンターにSSDを取り付けます。
そして、iMacの2011年モデル専用の温度センサーケーブルが必要となります。
それらを取り付けた状態です。

SSDをiMac本体に組み込みました。

液晶パネルを取り付けました。
Mac OSの10.6をインストールしました。懐かしいです。
CDからしかインストール出来ません。

インストールが終わったら、10.6の状態での最新にアップデートをします。
まだ、アップデートをしてくれるなんて… Appleは、素晴らしいですね。

タイムマシーンでバックアップを取った時と同じバージョンのOSにアップデートが出来たら、移行アシスタントというツールを使用して、タイムマシーンのバックアップから復元を行えます。

お客様の元の環境への復元に成功しました。
今回は、HDDからSSDへ変わったので、動きもめちゃくちゃ速くなりました。
お客様がご使用になられたいアプリも問題無く起動出来ました。お客様は、大変喜んでおられました。
古いiMacも修理可能なら対応いたしますので、同じような事でお困りの方は、ぜひお近くのパソコンドック24へご相談ください。
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