こんにちは。パソコンドック24 仙台駅東口店 です。
本日は、最新のM4チップを搭載した Apple MacBook Pro 14インチ (M4, A3112) の画面トラブルに関するご相談をいただきましたので、修理対応の様子をご紹介いたします。
ご相談内容
お客様より、「MacBook Proを誤って落下させてしまった。落下後に確認したところ、筐体に凹みや傷はついていなかったが、画面が全く映らなくなってしまった」とのご連絡を受けました。
お持ち込みいただき現物を確認したところ、外装は非常に綺麗で、液晶ガラス面にも割れは見当たりません。
しかし、電源を入れても画面は真っ暗なまま(ブラックアウト)の状態でした。
診断結果
さっそく詳細診断を行います。
ガラス割れがない場合でも、落下等の強い衝撃が加わると、内部の液晶パネル自体が破損したり、基板と液晶を繋ぐケーブルが損傷したりすることがあります。
今回は、外部モニターに接続したところ、そちらには正常にデスクトップ画面が出力されました。また、起動音やトラックパッドの反応も確認できました。このことから、M4チップやロジックボードといった基幹部分には異常がなく、問題は「液晶ディスプレイユニット」の内部破損に限定されていると判断できました。

修理対応:液晶ディスプレイの交換
診断結果に基づき、液晶ディスプレイ(アッセンブリ)の交換を実施します。
M4モデルのMacBook Proも、従来モデルと同様にディスプレイが上半身のユニットとして一体化されています。
最新機種のため構造を熟知したスタッフが、本体ロジックボードと接続されている繊細なケーブル類を慎重に取り外し、不具合を起こしているディスプレイユニットを撤去します。
その後、新しいディスプレイユニットを取り付け、ケーブルを元通りに接続し、丁寧に組み上げていきます。
修理完了時

組み上げ後、電源を投入し動作確認を行います。
無事にAppleロゴが表示され、美しいLiquid Retina XDRディスプレイが復活しました!
交換後の 正常発色を確認 し、輝度調整やカメラ動作などの各種テストも無事クリアいたしました。
今回のように「落下させたが外傷はない」「ガラスは割れていない」という場合でも、衝撃の伝わり方によっては内部の液晶だけが壊れてしまうケースは珍しくありません。
特にMacBook Proのような精密機器は、見た目に変化がなくても内部にダメージを負っていることがあります。
液晶が映らなくなってしまっても、ロジックボードが無事であれば、ディスプレイ交換で修理が可能です。
もちろん、データや設定もそのままの状態 で、作業を完了させることができました。
もし「Macを落として画面が映らない」「M4など最新機種の修理を相談したい」といったお困りの方がいらっしゃいましたら、ぜひ パソコンドック24 仙台駅東口店 までお気軽にご相談ください!
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