こんにちは。パソコンドック24 前橋店 です。
今回は、前橋市のお客様よりご相談いただいた、MacBook Air(Retina, 13-inch, 2020)の「初期化できなくなってしまった」修理事例をご紹介します。
同じようなお困りごとの際に、少しでも参考になれば幸いです。
ご相談内容(お客様のお困りごと)
お客様はしばらく使用していなかったMacBook Airを久しぶりに起動したところ、起動できなくなってしまったとのことでした。
ご自身で復旧を試されたものの、初期化(再インストール)も途中で止まってしまい、「元通り使える状態に戻してほしい」と当店へお持ち込みいただきました。
加えて、「以前、自分で初期化してしまったかもしれない」という申告もあり、現状がどの段階で止まっているのかを含めて、状況を丁寧に確認しながら進める必要があるケースでした。

受付時にまず確認すること(データ要否と方針の確定)
起動不能のご相談で最初に重要になるのが、「データが必要かどうか」です。
データが必要な場合は、無理に初期化を進めると復旧の選択肢が狭まる可能性があるため、手順の優先順位が変わります。
今回はお客様より「データは不要」と明確にご希望をいただきました。
そのため当店としては、データ救出を目的とした工程は行わず、安定して起動できるOS環境を再構築することを最優先に作業を進めました。
詳細診断(ハードウェア要因の有無を先に確認)
まずApple標準のシステム診断ツールに加え、当店の点検ツールでも確認を行いました。
結果として、ハードウェア由来の明確な異常は見られませんでした。

次に、システムディスクの状態を確認しました。
確認の結果、ディスク上に保存データが見当たらず、保存領域が空に近い状態でした。
この状態は、お客様の申告(過去に初期化した可能性)とも整合し、今回のゴールが「データを取り戻すこと」ではなく「元通り使える状態に戻すこと」である点からも、初期化とOS再インストールを前提にした復旧が適切と判断しました。
お客様へ状況をご説明し、実施内容として以下を承りました。
・初期化(再フォーマット)
・インストール可能なOSの導入
・その後、最新OSまで段階的にアップデート
症状の確認(リカバリがうまく進まない状態)
復旧作業に入るにあたり、復旧領域(リカバリ)からの起動状況も確認したところ、起動時にエラーが生じていました。
さらに、インターネットリカバリも途中で止まってしまい、正常に完走しない状態でした。
Macでは、これらが正常に機能している場合、「標準手順」でOS再インストールが可能です。
今回はその前提が崩れていたため、標準手順に固執せず、機器の状態に合わせた導入方法へ切り替える必要がありました。
作業内容(外部ディスクからの導入 → 内蔵環境の正常化)
当店の外部ディスクを使用して初期インストールを実施しました。
作業後は、再起動を含めて安定して起動できること、内蔵環境からの初期化が可能な状態に戻っていることを丁寧に確認しました。
その後、最新OSへは一気に上げず、途中の動作確認を挟みながら順を追ってアップデートを行いました。

最終確認(復旧後の再テスト実施)
復旧作業は「起動できた時点」で完了ではありません。
最後に、ハードウェア/ソフトウェア両面の再テストを実施し、問題がないことを確認しました。
問題がないことを確認後、外装・内装の清掃を行い、気持ちよくお使いいただける状態に整備を行いました。

お渡し時のご確認
お客様へお渡しする際は、復旧できたことをご案内するだけでなく、実際に目の前で状態確認を一緒に行います。
今回は英語表示をご希望でしたので、言語設定の変更方法をご案内し、実際に設定まで行いました。
また、今後の利用で不安になりやすい点(アップデートの考え方、困ったときの相談先など)も確認し、疑問や不安をできる限り残さない形でお渡ししました。
当店では、起動不良やOSトラブルのご相談に対し、まず「原因の切り分け」と「手順の優先順位」を丁寧に整理することを重視しています。
状態に合わせて最適な手順をご提案し、必要な点は事前にわかりやすくご説明したうえで作業を進めます。
「久しぶりに電源を入れたら動かない」
「自分で触ってしまったけれど、ここからどうしたらいいか分からない」
状況を伺った上で最適な進め方をご提案しますので、同様の症状でお困りのお客様は、お近くのパソコンドック24までお気軽にご相談下さい。
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