今回はMacbookPro 15inch Early2011 A1286 MC721 をお持ち込み頂きました。
症状をお聞きしたところ、パソコン起動中にジュース(コーラ)をこぼしてしまった様子。
その後、パソコンは起動できるものの、キーボードの真ん中辺り一帯のキーが効かなくなってしまい、
ログインパスワードが入力できずに当店にお持ち込み頂いたということでした。
こういった場合はロジックボード(メインの基板)まで浸水しているケースがあり、
致命的な故障に繋がる可能性が高く、長期間放置すればする程、壊れるリスクも高まります。
もし、パソコンになにか液体をこぼしてしまったら、
すぐに電源を落とし、ACアダプタやバッテリー(取り外せるタイプであれば)を取り外し、
詳しい方でなければそれ以上は触らずに、できるだけ早くプロに任せた方が被害を抑えられるかと思われます。
パソコンが水没してしまった際には外から見ても被害状況がわからず、試しに電源を入れてみることもできないので、
実際にパソコンを全分解してみなければ水没の被害状況を確認する事はできません。
それでは今回行った作業内容を簡単にご紹介致します。
分解を進め…
ロジックボードを取り外し、キーボードまで辿りつきます。
水没の状況を確認したところ、キーボードのバックライトパネルまでで浸水が止まっており、
今回は幸いな事に、高価なロジックボードや大切なデータが入っているHDDが無傷でした。
お客様にはキーボード交換のお見積もりをお伝えし、ご了解頂き、キーボード交換修理を進めます。
写真を見ていただくとわかると思いますが、コーラが見えます。
バックライトパネルも取り外し、キーボードを新品に交換していきます。
Macbook Pro Early2011モデルはキーボードがとても小さなネジ72個で止められており、
それらをひとつずつ精密ドライバーで外していく必要があります。大変な作業です。
あとはキーボードを交換し、ネジを止め直していきます。大変な作業です。
最後に分解したパーツを組み直し、動作検証。
正常に動作する事を確認し、作業完了です!
パソコンが壊れてしまった・・・
「メーカーに修理をお願いした際、あまりの金額に驚いた・・・」
「急用でパソコンが必要だけど、メーカーに依頼すると修理に2週間かかると言われてしまった・・・」
「データが大切なのに、メーカーに問い合わせるとリカバリを薦められた・・・」
そんな場合、当店ではご要望に添った対応を心がけております。
費用が気になる、修理にどれぐらいの時間がかかるか気になる、大切なデータがどうなるのか気になるなど
ご不安に思われることがたくさんあるかと思われますので、まずはお気軽にご相談ください!
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