今回は、iMac 27インチ Mid 2011です。
症状は、動作が遅いという症状です。
お客様にiMacの状態について詳しくうかがうと、以前からフリーズすることがあったそうです。
簡易検査で、ハードディスクに障害が認められたので、ハードディスクの交換が必要でした。
動作検査をすると、お客様のおっしゃるとおり背面がとても熱くなり、フリーズも発生いたしました。
iMacは、動画処理など負荷が高い動作の際に、時おり背面が熱くなる場合があります。
しかし、お客様のiMacでは、かなり高温になっているようなので、内部の排熱に問題が起きているようです。
早速、分解してみましょう。
クリーニング・熱暴走対策
まずは、液晶パネルを取り外し、ハードディスクの交換準備をします。
かなり埃がたまっているのがわかります。
埃がたまると排熱が妨げられ、内部の精密機器にダメージを与えてしまいます。
そこで、ハードディスク交換前に、iMac内部のクリーニングを実施します。
クリーニング前と、クリーニング後を比較してみてください。
・クリーニング前
・クリーニング後
・クリーニング前
・クリーニング後
他にも、筐体中央のファン(これ重要です)など、全体的にクリーニングをします。
iMacの内部クリーニングの完了後、ハードディスクを交換して、内部データを移行いたします。
データの移行後、OSのメンテナンスと負荷動作テストを行います。
数時間後、特に問題なく動作も安定しているのを確認いたしました。
動作テスト中の確認作業では、iMac背面の熱も下がったようで一安心です。
念のため、お客様への納品時に、今後の予防策や、温度が上がってフリーズした場合の対処方法をご説明して終了です。
今回も、無時に治ってなによりです。
お客様は学生さんで、卒論作成でお困りだったので、早めに納品できてよかったです。
パソコンでお困りの場合は、お気軽にご相談ください。
動作が遅い・固まる(修理に関する参考費用はこちら)
iMac 「異音がする・熱い」の症状は?(修理に関する参考費用はこちら)
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