2010年9月発売のテレビパソコンが使用中に固まるということでお預かりしました。
ハードディスク故障やウイルス感染はないしメモリも正常。
でも、しばらくすると確かに固まって何の操作もできなくなります。
再起動後、信頼性モニターを確認。
まず目に付いたのは、「SmartVision」が何度もトラブルを起こしてること。
調べてみたら、2016年2月に不具合解消のアップデートが出ていました。
それ以前のバージョンだと固まってしまうことがよくあるようです。
そのアップデートをしようとしたら、1週間ほど前にインストールされていました。
ということは、今回のフリーズは別の原因ですね。
ハードディスクのアクセスランプが付きっぱなしなので、タスクマネージャーで確認します。
気付いたのはメモリの使用量が異様に高いことです。
この機種、メモリは4G搭載で3.48G使用中では重くなりますね。
その原因はというと、 リソースモニターで確認できました。
ここの「McAfee.TrueKey.Service.exe」がメモリ食いまくっています。
それで「McAfee.TrueKey.Service.exe」のプロセスをとめてみたら、メモリ使用量が1G減って正常になりました。
でも、しばらくすると「McAfee.TrueKey.Service.exe」が勝手に起動して元に戻りました。
「McAfee.TrueKey」のプログラムのフォルダー内を削除できたので再起動。
しかし、リソースモニターで確認すると「McAfee.TrueKey.Service.exe」が起動しています。
プログラムのフォルダーは空なのに。McAfeeのソフトなのに、ウイルス並です。
検索により存在場所を確認すると、「Intel Security True Key」のフォルダー中で見つけました。
「Intel Security True Key」はパスワード管理ソフトですが「McAfee.TrueKey.Service.exe」と一体となっているようです。
結論としては、「McAfee.TrueKey.Service.exe」だけの削除はできなくて、「Intel Security True Key」の削除をすれば一緒に削除される。
プログラムの削除の画面
「Intel Security True Key」はあるが「McAfee.TrueKey」はありません。
「Intel Security True Key」は「Adobe Flash Player」と一緒にインストールされていました。
もう一つ「McAfee Security Scan Plus」もインストールされています。
「Intel Security True Key」と「McAfee Security Scan Plus」を削除して再起動。
これで正常に戻りました。
「SmartVision」と「Intel Security True Key」というまたっく別の要因が絡んだ不具合。
快適な環境が戻りました。
納品は自宅までうかがったので、ついでにパソコンでTVが映らないのを解消。
こちらは、アンテナケーブルが分配器から外れていただけでした。
無料ソフトと一緒にインストールされるソフトは、不具合を起こすことがあります。
きちんと読んで、必要のないものはインストールのチェックを外しましょう。
PC修理 「正常に起動しない」の症状は?(修理に関する参考費用はこちら)
PC修理 「動作が遅い・固まる」の症状は?(修理に関する参考費用はこちら)
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