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画面表示不具合の富士通 AH77/G LCDケーブル補修の事例

カテゴリー : ハンダ作業パソコン修理液晶画面修理大阪・扇町店富士通

こんにちは。パソコンドック24 大阪・扇町店 です。

今回のブログは非常にやっかいな画面の表示不具合の修理事例です。

画面表示不具合の富士通 AH77/G
ご覧の通りありえない色合いになってしまっています。機種は富士通 AH77/G。
富士通のAHシリーズによくある不具合です。原因はズバリ、LCDケーブルの断線です。

この不具合で一番やっかいなのは、一見液晶パネル自体の不具合と勘違いされやすく、個人で修理しようとトライされたユーザーがご自身で液晶パネルを入手し、交換しても症状が改善せず、その時になって初めてLCDケーブルの不良だと判明することもよくあります。

購入した液晶パネル自体は初期不良でない為に返品も出来ず、かといってLCDケーブルを入手しようにも、このケーブルに関してだけはどこにもパーツがなく、打つ手がなくなる。。

では、どうするか。

直接「LCDケーブル」を直すしかない!
というワケで、早速分解してみます。

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LCDケーブル
このケーブルがトラブルの原因です。先ほど液晶パネルの不具合と勘違いされやすいと書きましたが、参考程度に症状を見分ける方法があります。電源投入状態でヒンジ部分を何度か開閉し、表示が一瞬でもチラついたりする様であれば、LCDケーブル不良の可能性が高いです。

普通に使用しているだけでも中でプツプツと断線
設計上の問題なのか、本体を開閉するたびにヒンジ内部の筐体の角にケーブルがかなりの力で擦り付けられる様です。
画像の様に頑丈にテープが巻かれているにも関わらず、普通に使用しているだけでも中でプツプツと断線していきます。

LCDケーブルの断線箇所を特定
それでは、オペ開始です。
この不具合については断線箇所はほぼ同じ位置で決まっているので、該当箇所を一本ずつテンションをかけてやると被膜が「ミュ~」っと伸びてプツン!と切れます。

注意点はこの作業を確認なしに一気にやってしまうと、ケーブルの色が白と黒しかない為にどの線とどの線が対になっていたのかが判らなくなり、解析するのに非常に骨が折れる事です。

私も過去に一度、部下への説明時にうっかり3本ほど切ってしまい、泣きながら解析した事があります。。。

断線箇所は、ケーブル25本中17本でした。
今回の断線箇所は、ケーブル25本中17本でした(最高記録は18本)。
1本1本がものすごく細いケーブルで断線箇所が全て同じ位置です。
はんだ付けも極力ゴワつかない様に慎重に繋いでいきます。

LCDケーブル補修作業
通常、断線箇所には収縮チューブ等を用いて保護するのですが、それだと修復箇所があまりにも太くなってしまい、筐体に収めきれなくなります。

この件に関してだけはやむを得ずオリジナルの手法を用いて保護します。

LCDケーブル補修作業2
万が一に備えて仮組み状態でテストします。

LCDケーブル補修作業(仮組してテスト)
さぁ、果たして結果は…

LCDケーブル補修成功!無事画面が映りました。
無事成功!色合いも輝度も正常に表示される様になりました!(^^)v

LCDケーブル補修作業 仕上げ
あとは再度分解し、可能な限りケーブルが太くならない様にテープを巻いて完成です。

今となってはけっこう古い機種の部類に入りつつあるのと、交換用のパーツ入手が困難との理由で、修理に出しても「修理不可」として買い替えを勧められた方も多いかと思われます。

パソコンドック24扇町店ではこの様な困難で細かな修理も修理方法さえあれば全力でニーズにお応えいたします♪(^▽^)/
お気軽にご相談ください。

PC修理 「画面のトラブル」の症状は?(修理に関する参考費用はこちら)


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