こんにちは、川口店の潮田です。今回は、MacBook Pro Late2012 13インチの水濡れからの回復です。
ご使用されていないときに近くにあったお茶をこぼされ、その時は大丈夫だと思われたそうですが実際にご使用になられるときには電源が入らなくなっていたそうです。
どうやら液晶モニターの下、通風口からお茶が浸透してしまったようです。
では、開けて見ていきましょう。
上から見たものですが、よくわかりませんね。もっとじっくり見てみます。
ありました。青く変色している部分があると思います。これらが水による障害です。
よく見てみると、たくさんありました。
ちょっとわかりにくいですが、中央より左側に青くなっている部分があります。
ロジックボードの表にも裏にも同様の青い腐食がありました。
そして、
ご記憶にある方もいらっしゃるかと思いますが、昔の携帯電話でよく見られた「水没マーク」です。(携帯の裏のバッテリー付近によくありましたね。)赤いところは水が通ったということになります。
専用の洗浄剤と工具を使って、すべての腐食を取り除きます。
そして電源を入れて、
つきました。ホッ!しかし、油断はできません。水濡れによる影響は回復しても別の症状が出てくることもありますので、その後もしっかりと検査をしないとなりません。
数日検査を実施し、問題ありませんでしたのでお客様へ返却しました。
もし、パソコンが水濡れまたは水没してしまった時は、焦らず電源を切りそのまますぐに当店へご相談ください。
また、パソコンから水を抜こうと揺らされますと、逆に水がどんどん広がることになり回復する確率が下がってしまうことがあります。お持込される際は、置いてありました状況のままお持ち込みください。
当店は通常の修理の他、水没診断も実施いたしております。水をこぼされお悩みの際は、当店へご相談ください。
MacBook Pro 水こぼし・水没(修理に関する参考費用はこちら)
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