名古屋市瑞穂区よりお越しのお客様からのご相談です。
電源を投入すると、リンゴマークの下のプログレスバーが一向に進まずデスクトップ画面まで行きつけないとのことです。
Macbook Pro 2011 Late プログレスバーが止まる
起動していたときも動作がおかしく、シャットダウンもできず強制終了していたそうです。
データが必要とのことですので、まずはデータ保全にかかります。
分解
裏面のネジを10個外します。
この頃のMacBookはプラスネジな上ネジで留められているだけですので、比較的簡単に開けることができます。
綿埃が結構ありますね。
バッテリーコネクターを外したあとで、HDDマウンターのネジを2個ゆるめてHDDを外します。
一度パネルを閉めてメモリーのチェックテストを行い、異常がないことを確認しました。
HDD状態:正常
検証用パソコンに接続し診断ツールを起動すると、特にエラーは見つかりませんでした。
データ保全を行ったあとウイルスチェックにかけましたがこちらも脅威の検出はありませんでした。
ケーブルや数値として現れない異常なども考え、データ保全は行ってあるので元のHDDの中身を消し、OSのクリーンインストールを試みます。
Mac OS 10.7.5 インストール
内部データから確認を取ると、OSのアップグレードは一切されていないようでしたのでオリジナルOSのインストールを行います。
HDDのフォーマットとOSインストールも最後まで進み、デスクトップ画面まで到達することができました。
経年によるデータの蓄積や、強制終了などによってOSが破損してしまったようです。
データ救出とOSのインストールをご依頼いただく形になりました。
外付けHDDがMacパソコンで認識しない
別の外付けHDDが壊れてしまいそのデータ復旧を業者に頼んだところ、データを移してもらった新しい外付けHDDがMacパソコンで読めないとのご相談も同時にいただきました。
よくあるのはWindows専用のフォーマット「NTFS」になっている状態ですね。
こちらの外付けHDDも同様で、当店の検証用Windowsパソコンに接続したところ中を見ることができ、フォーマット形式の確認をすると「NTFS」になっていました。
一度中のデータを外に逃がし、念のためMacパソコンとWindowsパソコン両方で中を見ることができるように両用フォーマット「exFAT」でフォーマットをし直しました。
そのあと、Macbookから取り出したデータと一緒に逃がしていたデータをコピーし直し、OSのクリーンインストールを行ったMacbookで中身が見られることを確認です。
清掃・返却
内部の埃や外部の汚れを清掃して組み上げます。
音楽制作ソフト「Logic」を使用されているとのことで、最近のLogicを使用するにはOSアップグレードが必要だということをご説明し、返却です。
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