今回は中古ノートPCを再生した記事です。
Microsoft Edgeを起動した際に「プロファイルエラー」と表示されたり、動作がとても遅かったりするノートパソコンを再生しました。
NEC LS150/M PC-LS150MSR 動作がとても遅い
2016年夏頃に発売された、Windows8搭載モデルです。
Windows10にアップグレードされており、サポート期限の問題は更新さえしていれば問題ないのですが、一つ一つの動作がとても遅いです。
また、Microsoft Edgeを開いたときなどに「プロファイルエラー ユーザー設定の読み取りも、ユーザー設定への変更保存もできません。すべての機能を使用できない可能性があります」とポップアップが表示されます。
分解:HDD
バッテリーを外し、左下にある蓋のネジを2個外します。
HDDがありました。
左方向にずらし、HDDを抜き取ります。
ここで一度蓋を戻し、メモリーのチェックテストを行ってエラーやCPU温度の確認をします。
こちらは問題ありませんでした。
HDDステータス:正常
使用時間は5300時間ほど。
読めなくなっている箇所やエラーレートなどは確認されず、スピードテストでも異常は発見されませんでした。
ウイルス感染
ウイルスチェックを行ってみると、いくつかのウイルスが発見されました。
中には「トロイの木馬 危険度:高」というものもあり、動作が遅い原因はウイルス感染によるものと思われることが判明しました。
ただしこのパソコンはWindows8から10にアップグレードされており、内部不整合などでファイル破損をする可能性もあります。
ウイルス感染していたこともあり、不具合防止のためにWindows10のクリーンインストールを行うことにしました。
SSD換装・メモリー増設
せっかくですので、動作改善のためにSSD換装とメモリー増設を行います。
5個のネジを外し、蓋を取ります。
PC3L(低電圧モデル)の同スピード4GBを中古在庫からもう1枚差し、清掃して組み戻したあともう一度エラーチェックテストをします。
エラーがないことを確認したらSSD換装です。
240GBのSSDを装着し、組み戻します。
Windows10クリーンインストール
Windows10をインストールメディア使用の上でクリーンインストールします。
この機種はNECのメーカーサイトでWindows10対応がされているため、そちらからダウンロードしたソフトウェアとオリジナルのソフトウェアを利用して調整していきます。
ライセンスカードを使用してMicrosoft Office 2013のインストールも行います。
メモリー8GBが認識されていることを確認したら、終了です。
外部清掃
外部清掃を行い、修理完了です。
SSD換装とメモリー増設を行い、更にWindows10のクリーンインストールを行ったことでSSD本来の性能を引き出すことができるためかなり快適なマシンに生まれ変わりました。
Windows7や8から環境を引き継いでWindows10にアップグレードすると、内部不整合などが発生して動作に影響が出てしまうことがあります。
インターネットに接続できない・アプリが起動しないなどの不具合を防ぐためにWindows10のクリーンインストールを行いました。
動作が遅い・エラーのポップアップが出るなどの症状が出始めたら、早めにデータのバックアップを取った上でご相談ください。
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