今回は中古デスクトップパソコンの再生記事です。
電源を入れると「自動修復 PCが正常に起動しませんでした」という文言が現れ、Windowsが起動しません。
Lenovo ThinkCentre M73 – Type 10AX 青い画面になり起動しない
非常に小さなデスクトップパソコンで、Windows8シールが貼られているものです。
トラブルシューティング画面から見るとWindows10にアップグレードされているようですが、「続行」を選択してもトラブルシューティングの最初の画面に戻ってしまいます。
筐体はコンパクトですがCore i3の4150Tというデスクトップ用のCPUが搭載されています。
分解:HDD
裏側にあるネジを1個外し、フロントパネル側へサイドパネルをずらすと開けることができます。
HDDがすぐお目見えしました。
2.5インチのHDDとS.O.DIMMタイプのメモリーが搭載されています。
マウンターを固定しているネジを2個外し、SATAケーブルから抜き取ります。
HDDステータス:正常
10000時間近く使用されているもののステータスは正常です。
しかしセクタ代替処理発生回数がかなりのもので、UltraDMA CRCエラー数も数値が大きめです。
Windows8から10になっていることも含め、この辺りがWindowsの破損に関係していそうですね。
SSD換装・メモリー増設
中古のメモリーから同じDDR3かつ同規格のものを探し、4GBから8GBへ増設します。
更に240GBのSSDを組み込み、まずはメモリーのチェックテストです。
パスを最後まで通し、エラーや相性問題がないことを確認します。
Windows10クリーンインストール
BIOS画面を確認するとWindows7のOSに適応したモードになっていたため、CMSをDisabledに変えてUEFIを有効にします。
USBメモリーインストーラーでWindows10の21H1をインストールしていきます。
Lenovoのメーカーサイトにシリアルナンバーを入力し、Windows10用のドライバーソフトをダウンロードして調整です。
清掃・機能確認
メモリーを8GBに増設しSSD換装したことで快適マシンに生まれ変わりました。
コンパクトなためパソコンにスペースを割きたくない人にも推奨できますが、熱がこもりがちになるため風通りのいい場所で使用する必要がありますね。
名古屋・庄内緑地公園店オフィシャルサイト
名古屋・庄内緑地公園店オフィシャルサイトでもブログを公開中です。
ぜひご覧ください。
PC修理 「正常に起動しない」の症状は?(修理に関する参考費用はこちら)
更新:
公開: