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起動できないiMac フュージョンドライブ構成の修理事例 守山区の修理事例

カテゴリー : Macが起動しないMac修理SSD換装・交換(Mac)名古屋・名東店Apple

こんにちは。パソコンドック24 名古屋・名東店 久保井です。

2月の月末から少しずつ寒さが和らいできました。
当たり前ですが、ちゃんと春が来るんですね。
しかし三寒四温ともいいます、体調管理はしっかりしたいと思う今日この頃

さてこの度大きなパソコンの修理のご紹介です。

起動できないiMac (Retina 5K, 27-inch, late 2015)の修理事例です。
そしてフュージョンドライブ構成です。

Fusion DriveはHDDとフラッシュメモリ(SSD)を併用するストレージであり、フラッシュメモリ(SSD)の高速読み出しとハードディスクの大容量性を活用したストレージ構成です。

簡単にいうと「SSDのスピードとHDDの容量を合わせた装置」というとこです。
少し前はSSDが高価で容量が少ないものしかなかったので、快適性を突き詰めた結果の技術です。

WindowsでもOptaneメモリーという似たような構成があります。

長所は大容量のストレージが快適な速度で使えること
短所はどちらが壊れるとデータの取り出しは困難であること

バックアップさえしっかりとっていれば解決できそうな短所ですね。

さて、前置きが長くなりましたが今回お預かりをしたパソコンは、データのバックアップはしっかりとっています。修理だけですので一安心です。
分解する前にストレージの状態をチェックしてみます。


なんということでしょう!
小さくて見にくいですが、SSD・HDD両方ともエラーが出ています。
SSDは症状が重たいですね。

しかしフュージョンドライブの修理の場合、SSDかHDDのどちらかにエラーが出るとフュージョンドライブ構成を解除してSSD一本化することが多くなっています。
大容量のSSDも比較的手に入れやすくなったんで、トラブルの元となるパーツを2つ使ってわざわざフュージョンドライブ構成に戻す理由もないでしょう。

今回はエラーHDD・エラーSSD、この二つを取り外して大容量SSD一本化に変更していきます。

というわけで、はい分解。

液晶パネルを留めているテープをはがし開帳です。
HDDは見えていますがSSDは基板(ロジックボード)の裏についています。
つまり、全分解です。


なんやかんやありまして、電源ユニット、FAN、スピーカー、HDD、ロジックボード外した状態です。


ロジックボードの裏面になります。
SSDは・・・


これです。
この一枚を外すために全分解・・。もう少しアクセスをよくできないものか・・
今回は交換の必要もありませんので外しておきます。


左がフュージョンドライブ構成パーツになります。
右が今回交換するSSDです。取り付けましょう。


このモデルはHDD内に温度センサーが内蔵されています。
HDDを交換すると温度センサーがないままの仕様となり、FANが全開で回ってしまいます。
アプリで調整する方法もありますが、温度センサーを別途用意して取り付けます。


完成の図です。
最後に液晶パネルを専用テープで装着してOSをインストールで完了です。


エラーもなし


作業完了です。

SSD単体での動作は実はフュージョンドライブより快適です。
フュージョンドライブ構成に戻す理由がまた一つ減ったことになります。

今回はしっかりとバックアップを取られていたので、被害は最小限で済みました。
データが無くなることを考えるとぞっとします。

Macはタイムマシーンと呼ばれる非常に優秀なバックアップ機能が備わっています。
フュージョンドライブに関わらず、日頃よりマメにデータのバックアップは実施しておいてください。

お困りの際はお気軽にお近くのパソコンドック24にご相談ください。

iMac 「正常に起動しない」の症状は?(修理に関する参考費用はこちら)


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