こんにちは。パソコンドック24 三重・津店 の宇田です。
今回は津市内よりご来店いただきましたお客様より、動作が遅くなったDynabook(T75/GGS)のご相談です。
お客様のお話では、半年くらい前から目に見えて動作が遅くなったとのこと。電源を入れると高性能のモデルにもかかわらず、起動までの時間、起動してからの動作も非常に遅くなっています。
Windows10のバージョンを確認すると【20H2】となっており、この半年ほど【20H2の累積更新プログラム】のインストールがずっと失敗しつづけています。内蔵ハードディスクに物理障害はないようですが、何かシステム上にトラブルが発生しているようです。そのままシステム修復を行ったり、再セットアップをするという方法もありますが、お客様とご相談した結果、これを機会にサクサクと快適な動作が見込めるSSDへ交換することとなりました。
ちなみにDynabookはメーカーが再セットアップ用のリカバリーメディアの販売を行っていません。何か問題が起きる前に、必ずリカバリーメディアを作成しておいてください。今回もまだリカバリーメディアが未作成でしたので、まずリカバリーメディアを作成してからSSDの交換作業にとりかかります。
裏返したところです。このDynabookシリーズは裏面のネジが非常に多いですが、上面(キーボード側)からのネジがないのでメンテナンス性は悪くはありません。裏面のネジを全て外せば裏蓋が取れます。ただし、青い丸印のネジはメモリスロットカバーに隠れていますので気を付けてください。
パソコンを分解される方はあまりいないかも知れませんが、私はトレーにマグネットを敷いて、外したネジがどこのネジか分かるようにしています。すこし見にくいですが、同じように見えて丸印のネジは微妙に長さが違います。こうすることでネジ穴を壊してしまう等のミスを防げます。
裏蓋を外したところです。赤い四角がハードディスクですね。このハードディスクを取り外して、SSDに交換します。
ファンにホコリが溜まっているので清掃しておきます。
SSDに交換したところです。SSDの厚みは7㎜ですが、パソコンの機種によっては元々搭載されているハードディスクの厚みが9.5㎜のものがあります。取り付けの際、隙間ができてうまく固定できない場合は2.5㎜厚のスペーサーを間に入れて固定するようにします。今回は元のハードディスクも7㎜厚だったのでそのまま固定できました。
あらかじめ作成しておいたリカバリーメディアで再セットアップを行いました。ただ、リカバリーメディアで再セットアップをすると工場出荷(購入時)状態に戻りますので、Windowsやドライバ、アプリのアップデートを行い最新の状態にします。
マイクロソフトアカウント、マイクロソフトオフィスの設定も行い、修理完了です。
元々がCORE i7の高性能CPUとメモリも8GB搭載していますので、SSDに交換したことによりサクサク快適に動作するようになりました。
お客様も『見違えるようにキビキビ動く』とご満足いただけました。
起動に時間がかかる、動作が遅いとお困りの方が見えましたら、いつでもパソコンドック24三重・津店にご相談ください。
PC修理 「正常に起動しない」の症状は?(修理に関する参考費用はこちら)
PC修理 「動作が遅い・固まる」の症状は?(修理に関する参考費用はこちら)
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