こんにちは。パソコンドック24 大阪梅田本部 です。
今回は、なつかしいiMacの修理を承りました。
2010年モデルです。12年前の物ですね~。
画面に向かって右側にDVDやCDを入れるスロットがあるモデルです。
電源入れると、アップルマークの下のバーが途中まで進むのですが、
電源が落ちてしまい、画面は当然真っ暗になります。
こういう症状の場合、原因としては、色々あります。
ハードディスクの故障
OSの不具合
電源ユニットの故障
グラフィック機能の不具合
などなど、
簡単に切り分けが出来るツールがございまして、
皆様には、お見せ出来ませんが…(すみません、社外秘となっております)
そのツールを使用すると、たぶん、ハードディスクに問題がありそう?ということはわかりました。
それでは、さっそく分解を行い、ハードディスクを取り出してみて、診断をしてみたいと思います。
2011年までのこのタイプのiMacは、表面のガラス製のパネルが強力な磁石で液晶パネルの上部に取り付けてあります。
これまた、特殊な専用の吸盤の付いたツールを使用して、ガラス製のパネルを割らないように外せました。
液晶パネルは、左右に合計4本ずつのトルクスネジで止まっています。
また、液晶パネルとiMac本体は、4つの色々なケーブルでつながっています。
過去に、この段階で、破損するお客様が多くおられました。
液晶パネルが外せました。
電源ユニットに触れて感電しないように注意してください。
ハードディスクを取り外せました。
予想通り、ハードディスクからエラーが見つかり、故障していることがわかりました。
iMacの中に溜まった12年分のホコリを全てきれいに除去もします。
これで、ずいぶんとiMacの発熱も収まります。
最近では、ハードディスクの交換時には、ほとんどのお客様がSSDへの交換を希望されます。
理由は、パソコンの起動時間がグンと短くなり、動きも抜群に速くなるからです。
SSDに変えると、もうハードディスクには戻れなくなります。たとえ、12年前のパソコンでもです。
右側が、2.5インチのSSDを3.5インチ使用に変換するためのマウンターに取り付けた状態の新品SSDです。
ハードディスクの左側にちらっと見えているケーブルは、ハードディスクの温度を監視する為のセンサーケーブルです。
2009年モデル~2011年モデルのiMacでは、このセンサーケーブルも交換する必要がございます。
SSDとセンサーケーブルも組み込み、液晶パネルも取り付けました。
OSのインストールを行っています。
10.13.6(ハイシエラ)がこのiMacにインストール出来る最新のバージョンです。
また、このバージョンがお客様のご要望でした。
OSのインストールに成功しました。
ソフトウェア・アップデートも行えました。
以前の状態とは、見違える速さとなり、お客様にも大変喜んでいただけました。良かったです。
古いMacも可能な限り、修理、メンテナンスを行っております。
Macを買い替える前に、ぜひ、一度お近くのパソコンドック24にご相談ください。
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