名古屋市中村区からお越しのお客様より、「右半分のキーを入力すると違う文字が入る」とご相談いただきました。
左半分は正常ですが、右半分を入力すると違う文字が入力されたり二重に入力されたりします。
SONY PCG-7U1N VGN-FJ12B/W キーボード入力不良
2006年発売のWindows XP搭載ノートパソコンです。
環境的に1番使いやすく、今後も使い続けたいとのことです。
キー入力の不良をなんとかしたいと持ち込まれました。
分解:HDD
使用年数が長いため、まずはHDDのチェックを行っていきます。
裏面左下にある蓋のネジを2個緩めます。
HDDがありました。
マウンター固定用のネジを2個外し、左方向にずらしてSATAコネクターから抜き取ります。
HDDステータス:正常
使用時間は14000時間を超えていますが、正常なステータスです。
ウイルス検出
診断の途中でウイルスチェックを行うと、トロイの木馬という悪質なウイルスが2個ほど検出されました。
今はインターネットに接続せず使用しているとのことなので、接続していた時期に感染したのかもしれません。
XPとはいえ動きが不安定な部分があったので、こちらが原因の可能性が高そうです。
分解:キーボード
裏面上部中央にあるネジを1個外すと、キーボードを外すことができます。
上部にツメが4個あるのでそこからキーボードを外します。
飲料などによる水濡れはなさそうです。
交換が必要かもしれないのでキーボード型番の確認を行い、ラッチを引き上げてフラットケーブルの抜き取りと差し直しを行ってみます。
接触不良解消により回復
Windowsを起動してメモ帳でキー入力の確認をしてみると、受付時にあった挙動はなくなり正常に入力できました。
フラットケーブルが接触不良を起こし、それによって入力が不安定になっていたようです。
内外清掃・組み戻し
キーボード下の金属板を外すとファンがあったため、内部清掃をしてから元通りに組み戻し外部清掃を行います。
ウイルスに関してはお客様と相談した結果、環境が大切ということと金額の兼ね合いによりそのままお返しすることになりました。
15年以上前の機種ですのでいつまで使用できるかはわかりませんが、ひとまずは元通り使用できるようになり一安心です。
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