こんにちは。パソコンドック24 大阪・扇町店 です。
今回は、2018年製のMacBook Proの液晶画面が写真のような状態に突然なってしまった!とのことで修理を承りました。
HDMIケーブルにて、外付けの液晶モニターには問題なく画面が表示されるので、おそらく液晶部分の部品の不具合でしょう。
さっそく、分解を行い、正常な部品へ交換を行ってみます。
裏蓋を取り外した状態です。
バッテリーを取り外します。
・・・といっても、バッテリーは筐体に強力な両面テープで貼り付けているので、メイン基板とバッテリーを接続している部分を外します。
完全に放電されたら、分解しやすいように向きを360度変えます。
ヒンジの部分を覆っているカバーを取り外しました。
本体の黄色の部分に取り付けられていました。
これが、今回の分解に必要な工具で一番小さなネジを外すためのドライバーです。
こんなに小さくて、ネジ穴がもはや見えません^^;
無線LAN(Wi-Fi)のアンテナを取り付けてあるネジなんです。
ネジ穴をなめないように!慎重に全部外せました。
無線LAN(Wi-Fi)のアンテナケーブル(3本のコネクタ)とメイン基板の接続を外します。
アンテナケーブルで隠れていますが、その奥にメイン基板とアンテナの金具がネジで止まっていますので、それも取り外します。
液晶パネル側のパーツを取り外してゆきます。
まずは、黄色の丸の4本のネジを取り外します。
ネジの紛失防止の為、また、元通りにネジを取り付ける為に、
こんな感じで、養生テープの粘着面に図を書いて、取り外したネジを貼り付けていきます。
メイン基板側からの液晶ケーブルを固定している金具を取り外します。
液晶ケーブルのコネクタを固定している金具を取り外します。
液晶ケーブルのコネクタが外れました。
液晶パネル側の基板を固定している4本のネジを取り外します。
ここまで来て、ようやく無線LANのアンテナが取り外せます。
液晶パネル側の基板です。
写真のような角度に液晶を開きます。
そして、写真のような感じで机に配置します。
それから、左右のヒンジのネジ、合計6本を取り外します。
ようやく、液晶上半身(液晶アッセンブリ)を取り外せました。
あとは、正常動作品の液晶パーツを取り寄せて、逆の手順で組戻しました。
修理完了です!
なかなかの達成感がある交換修理ですね。
今回は、液晶上半身の交換で修理対応しました。
単純な液晶パネルの破損の場合は、液晶上半身を更に分解し、液晶表面のLCDパネルのみを交換する修理も対応出来ます。
LCDパネルの分解の記事は、またの機会にご紹介出来ればと思います。
Macの液晶修理をご検討されておられるお客様は、丁寧に作業を行うパソコンドック24にぜひ、ご相談ください。
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