こんにちは。パソコンドック24 大阪・扇町店 です。
今回はWindowsの再インストールを自分で試みたけど、うまく出来ないとのことでお預かりました。
電源を入れてみると、写真のような表示になります。
ロシア語のWindowsのようです。何が書いているのか、まったく、わかりません。
スマホを使いGoogle翻訳の画面を見てみると、Windowsの不具合が発生しているようですね。
本当にOSの再インストールが出来ないかどうかを見てみることにしました。
日本語のWindowsインストールメディアから起動してみました。
内蔵の記憶媒体(ハードディスクやSSD)が認識していません。
これでは、再インストールが出来ませんね。
一旦、再インストールは取りやめました。
BIOSに入ってみましたら、BIOS上では記憶媒体はちゃんと認識しています。
分解して、記憶媒体を取り出して、診断してみます。
裏蓋を外した状態です。
バッテリーを外しました。
何よりもまず最初にしてください。
記憶媒体は、SSDでした。
基板タイプのSSDなので、USBに変換してくれる専用のパーツが必要です。
作業用の別PCにUSB変換を介して、お客様のSSDを接続しました。
SSDの中身が認識されました。
簡易検査ツールによると、お客様のSSDに問題は無さそうですね。
となると、なぜOSのインストール時に認識されないのか・・・?謎でした。
・・・が、さすがはパソコンドック24グループ。
過去のブログ記事でこんな情報を見つけました。
↓
【Intel VMD】Windows11インストール時にNVMe SSDを認識しない
BIOSの設定変更でなんとかなりそうです。
画面の右下の「Advance Mode」をクリックします。
画面左上の「Advanced」をクリックします。
→下にスクロールして、「VMD setup menu」をクリックします。
Enable VMD controller の所が、「Enabled(有効)」になっていました。
この状態では、内蔵のSSDを認識してくれないようですね。
「Disabled(無効)」に変更します。
再度、Windowsインストーラーから起動させてみると、
今度は、ちゃんと内蔵のSSDを認識してくれました!
OSの再インストールがうまくいきました。
いや~まだまだ知らないことがたくさんありますねぇ~
勉強になりました。
お客様にも大変喜んでいただけました。
IT関係のことで、どんなことでも、お困りのことがございましたら、
ぜひ、お近くのパソコンドック24にご相談してみてください。
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