北名古屋市からお越しのお客様より、「ファンがうるさい」とご相談いただきました。
使っているときに熱くなり、ファンの風切り音がかなり大きいとのことです。
富士通 LIFEBOOK FMVU75CUV3 UH75/B3 筐体が熱い・ファンの音が大きい
第8世代Core i5が搭載されたWindows10モデルのノートパソコンです。
Windows11にアップグレードした上で使用されています。
使用していると筐体が熱くなり、ファンの回転音が大きく聞こえるそうです。
内部に埃がたまっているとそうなる可能性が高いため、分解して調べていきます。
分解:SSD
まずは環境保全のためにSSDを外します。
裏面のネジを12個すべて外します。
パネルを外した状態では特に埃は見当たりません。
バッテリーを外し、SSDを抜き取ります。
SSDステータス:正常
若干劣化しているようですが、SSDに問題はありません。
CPU温度80度前後
メモリーのチェックテストで異常は検出されませんでしたが、CPU温度が80度前後いくことを確認しました。
このあと行ったCPU負荷テストでも同様です。
90度以上ではないですが、確かに筐体も熱くなっています。
分解:ファン
ファン固定用のネジを2個外し、ケーブルを抜きます。
ファンと吹き出し口の間に埃が確認できました。
ひどいものだと絨毯のように塞がっていることもあります。
いくつか毛のようなものが見えますが、受付時のお話ではペットを飼っているとのことでした。
ペットの羽根や毛は人間と同様で皮脂が付着しており、埃を巻き込んで固まってしまいます。
タバコのヤニも埃を固める原因になります
ファン自体が分解できるタイプでしたので、埃を取り除いて分解します。
ファン洗浄
洗浄液で洗い、乾くのを待ってから軸に回転補助グリスを塗って組み戻します。
CPU放熱グリス塗布
ヒートシンク固定ネジをゆるめます。
放熱グリスは固まっており、CPUの縁に流れてしまっているようです。
綺麗に拭き取り、放熱グリスを塗り直します。
CPU温度70度前後
組み戻してから改めて負荷テストを行うと、CPU温度は70度前後に落ち着いていました。
ファンがかなり小さいので高回転になりやすいモデルですが、放熱処理の効果を実感できました。
外部清掃・返却
外部清掃を行ったら返却です。
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