名古屋市西区からお越しのお客様より、「液晶が割れてしまい使いにくいため、同型機種から移植してほしい」とご相談いただきました。
黒丸が3個ほどあり、エクスプローラーなどを正常表示範囲に移動させながら使用されているそうです。
Lenovo G50-45 Type80E3 液晶に黒い斑点
AMD E-1搭載のWindows8.1モデルです。
Windows10にアップグレードされた上で使用されています。
持ち運んでいる際に落下させてしまったようで、黒い丸が3個右半分にあります。
何度かご依頼いただいている法人様で、以前別の依頼の際にご相談いただいた機種でした。
液晶交換か、もしくは同型機種があれば移植での対応も可能だとご説明したところ、使っていない同型機種があったため移植することになりました。
同型の別パソコンです。
分解:HDD
バッテリーを外したあと裏蓋固定ネジを外し、蓋を下方向にずらします。
HDDマウンター固定ネジを4個外し、左方向にスライドして引き抜きます。
仮組みをしてメモリーのチェックテストを行い、異常検出がないことを確認しました。
HDDステータス:正常
使用時間は2万を超えているものの、ステータスは正常です。
液体侵入跡
裏蓋を開けると、筐体部分にのみ微量の液体が侵入したような跡がありました。
そのため、液晶が割れている方のHDDを正常な方へ移植することも検討しましたが、環境保全をした検証用HDDで試したところMicrosoft Officeのライセンスが外れてしまいます。
液体は筐体部分のみでマザーボードにはかかっていなかったため、清掃した上で当初の予定通り液晶移植を行うことになりました。
液晶移植
まずはベゼルを外します。
液晶固定ネジを4個外します。
液晶ケーブルを外します。
液晶を分離できました。
部品取りの方も同様に液晶を取り外し、移植します。
仮組み状態で出力を確認します。
無事映ったため、ベゼルをはめ込みます。
部品取りの方が綺麗なため、ベゼルも移植しました。
内部清掃
ファン固定ネジを3個とケーブルを外します。
軽度ではあるものの、吹き出し口に埃が見つかりました。
ファンの方も羽根を重点的に清掃し、組み戻します。
液体跡も丁寧に清掃します。
外部清掃・返却
一見綺麗に見えても、清掃してみると割と汚れていることが多いのがパソコンです。
外部も綺麗に清掃し、改めて映りを確認してから返却です。
部品持ち込みのため保証はおつけできませんが、「これで普通に作業できる」とお喜びいただけました。
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