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MacBook Air水没修理

カテゴリー :Mac修理事例 水没・水濡れ修理(Mac)

こんにちは。パソコンドック24 新宿店 です。
今回は東京都文京区より水没してしまったMacBook Air 13-inch 2017年(A1466)モデルの修理を依頼されました。

キーボードからジュースをかけてしまったとの事で、一度Appleストアに持ち込まれたそうです。
内部に液体が入り込み、メイン基板(ロジックボード)に付着が確認されたそうです。

結果、基板交換などの処置が必要となりましたが、サポート期間を終えてパーツ保有が無いため修理不可となったようです。
お客様にて修理をしてくれる業者を探し、当店にたどりついたようです。
当店はサポート終了という概念はありません。パーツが入手出来る限りはとことんお客様のパソコンに向き合います。

お客様のご希望をヒアリングします。
現在2023年ですので8年前のパソコンとなります。中古パソコン相場より高額になってしまうかもしれません。

お客様としてはそろそろ新しいパソコンの購入を検討されているとの事で、新しいモデルがリリースされたら購入しようと思っているとの事でした。
しかし、それまでのつなぎのパソコンが必要です。
何とか延命させたいわけですから、中古PCを購入して新たにセットアップやアプリのインストールを行う事は避けたいところです。
現在の環境を保持して修理を行う事がご希望の内容となります。

分解を行い、液体損傷の状況を確認します。

ICや小さいパーツにところどころ液体付着の痕が確認されます。
黒焦げになっているようなパーツはありませんでしたが、複数個所の付着が見受けられました。

水没洗浄を行ってみましたが、残念ながら症状は改善しませんでした。
SSDへの液体付着もありましたが、SSDは正常認識されます。
データの確保は出来そうです。

2018年以降のMacBook AirとなるとSSDがロジックボードに直接実装されていますのでデータ取り出しするには電源が入るようにするか、かなり特殊な技術を用いデータ復旧を行わなくてはなりません。
幸いなことに2017年のモデルはSSDが取り外し出来ますので、他のPCにつなげてデータの移行が出来ます。

でも今回はOS環境をそのまま保持することが必要です。
同型のPCの中古相場は大分値下がりしてきましたので中古PCを購入してSSDを移植することにしました。

中古と言っても物によって程度の差が結構あります。
すべての機能が正常に動作しなければなりません。
場合によっては水没歴のあるPCかもしれません。
注意深く購入するPCを選定する必要があります。

届いた同型PC(MacBook Air 2017年)の動作確認を行います。
不具合が無いことを確認し、お客様のSSDを装着します。

お客様のSSDで正常起動が出来ました。

各種機能を確認し、全て正常に機能することが確認出来ました。

今回は無事お客様の環境を保持して納品することが出来ましたが、今回のような対応が出来るのはMacBook Airであれば2017年モデルまで、MacBook Proであれば2015年モデルまでとなります。
これ以降は壊れた時のデータ取り出しの難易度が上がってしまいますし、データ復旧費用が高額にならざるを得ません。クラウドなどを使いパソコンが壊れてもデータだけは保持できるようにしておくことを推奨します。
それでも失われては困るデータがある場合は当店にご相談ください。

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