こんにちは。パソコンドック24 福津店 です。
今回は起動しないiMac(Retina 5K, 27-inch, Late 2015)から「OS再インストール」「データ移行」を行い、アカウントやアプリ・ユーザーデータを復元し、さらにSSD換装を行った修理事例をご紹介します。
修理概要
お客様へ聞き取りするところFileVaultでデータを暗号化したが動作が重くなり、解除しているといつまでたっても終わらず強制終了。電源ON後パスワードを入れても起動しないようになったそうです。
ざっくりですが下記の手順で作業を進めて行きます。
1.外装の凹みや割れ等の異常がないか確認
画面が27インチで大きく、液晶を外す際は片側に負荷がかからないように取り外します。
(ひびが入っていたら負荷がかかることで割れてしまいます。)
2.各デバイスの診断
特にHDDはお客様の聞き取りで「時間がかかった」とおっしゃっていたことから異常がある可能性があります。
3.データの保全
お客様にとって一番大切な「データ」を守るため専用の機械でデータ保全を行います。
4.SSD換装
今回はFusion DriveではなくHDDのみの構成だったため、SSDに換装します。
そのため、換装に使うSSDにOSを再インストールします。
5.換装したSSDにデータを移行
起動できるようになったSSDに保全しておいたデータを復元し、作業完了です。
パソコンドック24ではWindowsPCはもちろんMacの修理も得意としています。パソコンでお困りの際はお気軽にお問合せ下さい。
またFileVaultについて知りたい方は下記の説明をご覧ください。
※FileVaultについて
FileVaultは、Appleが提供するディスク暗号化技術の名称です。
FileVaultは、Macコンピュータ上のデータを保護するために使用されます。
具体的には、FileVaultは内部および外部のストレージデバイス上のデータを暗号化し、不正アクセスからデータを守る役割を果たします。
FileVaultの主な目的は、データのセキュリティを向上させ、万が一、Macが紛失または盗難に遭った場合でも、データが安全であることを確保することです。
通常、FileVaultを有効にすると、ユーザーのログインパスワードを使用してディスク上のデータが暗号化され、正しいパスワードを知らない限り、データを読み取ることができません。
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