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MacBook A1534 バッテリー膨張

カテゴリー : Mac修理バッテリー修理(Mac)渋谷店

こんにちは。パソコンドック24 渋谷店 です。

今回は MacBook (Retina, 12-inch, Early 2016) A1534 のバッテリー膨張でお困りのお客様からご依頼をいただきました。
PC内部でバッテリーが膨張し、写真の様にフレームが浮き上がってきています。

macbook_2016_a1534 バッテリー膨張(横)

 

システム上でのバッテリーステータス

OS上でバッテリーのシステム情報を確認してみると、充放電回数が57回、バッテリーの状態は正常でした。
使用回数こそ多くはありませんが何分2016年のモデルです、経年劣化によりバッテリーが膨張してしまったのでしょう。

macbook_2016_a1534 システム情報(交換前)

 

分解した状態

早速分解してバッテリーの状態を確認してみます。
この機種のバッテリーは『セル』と呼ばれるバッテリーパックを6個搭載しているモデルです。
上からの写真では分かり辛いですが、横から見てみると①②⑤⑥のセルが膨張していますね。

macbook_2016_a1534 バッテリーセル

macbook_2016_a1534 バッテリー膨張(内部)

 

バッテリー交換作業後の状態

バッテリーの交換を行ったのが次の写真です。
新品のバッテリーに交換したためフレームの浮き上がりもありません。

macbook_2016_a1534 バッテリー(交換後)

macbook_2016_a1534 作業完了(横)

 

動作確認とクリーニング

充放電のテストを行いましたが正常に100%まで充電されました。

macbook_2016_a1534 バッテリーアイコン

macbook_2016_a1534 システム情報(交換後)

PCのクリーニングを行い無事ご納品いたしました。

macbook_2016_a1534 作業完了(正面)

 

リチウムイオンバッテリーについて

昨今のノートPCやスマートフォンにはリチウムイオンバッテリーが搭載されています。
このリチウムイオンバッテリーはバッテリー材料の劣化に伴うガス発生によりバッテリーの内部にガスがたまることでパンパンに膨らんでしまいます。
特にガス発生量が多くなるのは「過充電」や「過放電」と呼ばれる状態のときです。

・過充電とは、バッテリーの容量が100%を超えてからもさらにエネルギーを詰め込もうと充電してしまう状態のことです。
※充電ケーブルを刺したまま使い続けるなど。

・過放電とは、バッテリーの容量が0%を表示している状態からさらにエネルギーを取り出そうと放電してしまう状態のことです。
※半年以上使用せずに自然放電されるなど。

また、過充電・過放電だけではなく、バッテリーの温度が高いことも劣化を加速させる要因となります。
一般的に化学反応は温度が高いほど反応速度が上がるため、バッテリーにおいても温度が高いほど劣化が早く進行してしまいます。
炎天下などの高温環境下、充電しながらの激しい操作など、PC内部の温度が高くなるような使用方法は控えたほうがバッテリーは長持ちします。

膨張したバッテリーは爆発や火災のリスクがあります。
最近ではモバイルバッテリーなどの誤った処分方法により、ゴミの処分場での火災が増えていると聞きます。
バッテリーが膨張してきましたら無理に使い続けずに一度当店へご相談下さい。

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