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【CPU冷却ファン不具合】サードウェーブ(ドスパラ)の修理事例

カテゴリー :パソコン修理事例 冷却ファン・熱暴走

おはようございます。こんにちは。こんばんは。
パソコンドック24 豊田店 です。

今回は豊田市のお客様よりVF-HE11をお預かりし、修理いたしました。

 

サードウェーブ(ドスパラ) Deginnos Critea VF-HE11 パソコンから異音がする

・パソコンの中から異音がするようになった
・うるさくて使用に耐えないのでなんとかしてほしい
・できれば安く直してほしい

今回は分解・清掃・メンテナンスにてご対応いたしました。

 

Deginnos Critea VF-HE11 修理内容のご紹介

知人に勧められて購入した中古パソコンをしばらく使用していたら、パソコン内部から大きな音がするようになった。恐らくファンから音がしているようなので診てほしいとご相談をいただきました。

パソコン内部から異音がするパターンは主に冷却ファンやハードディスク、光学ドライブといった駆動系部品、スピーカー・ブザーといった音響部品、コイル鳴きといった電子部品から発生する音が考えられます。受付時に電源を入れるとこすれたような音がしてご申告症状が確認できましたので、実際に分解して内部の様子を確認することにしました。

分解
VF-HE11 底面

VF-HE11 メイン基板
音の発生個所や音の感じから冷却ファン不具合の可能性が高かったため、まずは冷却ファンを調査することにしました。この機種はメイン基板を取り外さないと冷却ファンに直接アクセスできないため、メイン基板を取り外す必要があります。

原因の特定と処置
VF-HE11 冷却ファン1

VF-HE11 冷却ファン2
実際に冷却ファンの羽を手で回してみると抵抗を感じましたので、スムーズに回転できず音が発生していた模様です。採用されている冷却ファンは羽が取り外しできるファンでしたので、羽をとりつける軸にグリスを塗布し、仮組の状態で負荷テストを行いましたところ、症状の改善することがわかりました。製造から数年経過していましたので、冷却ファンの回転軸のグリス切れが原因であることがわかりました。

納品
VF-HE11 納品
お客様に診断結果をご報告すると、もともとWindows11にアップグレードできないパソコンのためいずれ買い替えを検討しており、部品交換が必要なく安く修理できるならお願いしたいと了承をいただきました。その後、内部清掃やそのほかの動作チェックで異常が見られませんでしたので、納品させていただきました。症状が改善し問題なく動作するようになってお客様も安心されたご様子でした。

気温が高くなる季節になると、室温が上がりパソコンが熱を持ちやすくなります。パソコン内部の電子部品の多くは熱対策や耐久性の高い部品が採用されていますが、パソコンは基本的に空冷ですので、冷却機能が低下したり経年変化やホコリなどの外的要因が重なると設計時の想定より内外部の温度が上がり劣化しやすくなります。例えば、パソコン内部に採用されている電解コンデンサには10℃、2倍則という定義があり、周囲の温度が10℃下がれば寿命は2倍延び、逆に周囲の温度が10℃上がれば寿命は2倍縮まると言われています。

ご購入されてから数年たちますと、熱伝導グリスが乾いて伝熱しにくくなったり、冷却ファンにホコリがたまって排熱ができなくなったりすることがあります。内部清掃やグリスの再塗布、記憶媒体やバッテリーといった消耗品の劣化具合を調査や(予防)交換することでパソコンの寿命を延ばすことができることもあります。

お客様ご自身が毎年人間ドックや定期検診を受けられるように、パソコンも定期的なメンテナンスをご検討ください。

パソコンなどIT機器に関する問題や疑問点がございましたら、近くのパソコンドック24までお気軽にご相談ください。私たちは常にお客様のお困りごとに真摯に向き合い、最適な解決策を提供することを心がけています。

この記事がご覧いただいたみなさまのお役に立ちましたら幸いです。

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