こんにちは。パソコンドック24 名古屋・庄内緑地公園店 です。
江南市からお越しのお客様より、「ファンの音がすごく大きくなったあとから、使っていると本体がすごく熱くなる」とご相談いただきました。
ファンが回転しない状態で使用していると熱暴走や故障の危険性があるので、早めの対処が必要です。
Dell Inspiron 7391 2-in-1 fan failed エラー
第10世代Core i7搭載の13インチ小型ノートパソコンです。
電源投入後のシステムパフォーマンスチェックで大きなビープ音が鳴り、「Critical Error Message」と表示されました。
「Error Code:2000-0511」
「Fan – The (Processor Fan) fan failed to respond correctly」
直訳すると「ファンが正しく応答しない」となり、ファン故障が疑われます。
分解:SSD
裏面のネジを全て外します。
ヒンジ部のネジは外れないので緩めるのみです。
ベースカバーを外せました。
青枠内のバッテリーコネクターを抜いたあと、SSDマウンターの固定ネジを外してSSDを抜き取ります。
SSDステータス:正常
パーセンテージの低下はなく、ウイルス等も検出されませんでした。
ベースカバーを外した状態で電源を入れメモリーエラーチェックを進めると、CPU温度が高くなってもファンが一切回転しません。
回転不良や異音の場合、羽根を外して洗浄し回転軸をグリスアップすることで改善する可能性があります。
しかし今回の機種は羽根を外して洗浄できるモデルではなかったため、交換することになりました。
ファン交換
ケーブルを抜き、3個のネジを外して吹き出し口の金属パーツとファンを外します。
ファンは国内流通していた同型モデルへ交換します。
清掃後組み付け再度負荷テストをかけると、温度が高くなったところで無事回転し排熱できるようになりました。
システムパフォーマンスチェックも完走し、ファンエラーは出なくなりました。
外部清掃・返却
DELLはパフォーマンスエラーがあると大きなビープ音が鳴るため、それだけでストレスになります。
今回のようなFan Failedエラーは排熱不良で他の部分に大きな影響を与えるため、早期解決が必須です。
洗浄清掃や回転軸グリスアップで改善する場合も多々あるので、異音や熱でお困りの際は早めにご相談ください。
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