こんにちは。パソコンドック24 名古屋・庄内緑地公園店 です。
清須市からお越しのお客様より、「Windowsが起動しない」とご相談いただきました。
ブルースクリーンではなく、そもそも起動領域が見つからないというエラー文が表示されています。
mouse LBN410S40H 「boot failed.」で起動しない
第8世代Celeronが搭載されたWindows10モデルノートパソコンです。
電源を入れるとLANから起動しようとして「boot failed.」(起動失敗)と表示されました。
Windows OSが見つからない場合に起きる現象で、SSD故障や論理障害が考えられます。
自動修復やデバイスエラーなどのブルースクリーンも発生しないため、OSが全く読み込めないようです。
分解:SSD
裏面の蓋を外します。
左下にSSDがありました。
固定ネジを外し、左方向へ引き抜きます。
仮組みの上メモリーエラーチェックを行いましたが、こちらは問題ありませんでした。
SSD論理障害・読み書きスピード不調
SSDステータスは正常ですが、SSD内部のパーティーションが全領域「未割り当て」となっており、OSが存在しません。
データが必要と伺っていたので検証用SSDに環境保全後データ復旧を試みましたが、データ痕跡が一切見つかりませんでした。
SSDの読み書きスピードテストでは、通常一定の狭い幅で検出されるはずの速度が大きく振れています。
SSD故障による論理障害と見て間違いなさそうです。
残念ながらデータは救出できませんでしたが、パソコンは使用したいとのことでしたので修理を進めます。
SSD交換
新品のSSDにマウンターを取り付けてパソコンに組み込み、内部清掃後組み戻します。
Windows11クリーンインストール
プリインストールOSは10ですが、第8世代ということでWindows11に対応しているため11をクリーンインストールします。
BIOSに「MB Series:NJ50GU」と表示されていたので、CLEVOのドライバーダウンロードサイトで同じ型番を探し11対応のドライバーをダウンロードします。
その後、ドライバーを適用してWindows Updateや細かい調整を行っていきます。
mouseのメーカーサイトにシリアルナンバーを入力して確認するとBIOS更新があったので、そちらも適用しました。
外部清掃・返却
外部清掃後、各種機能を確認したら返却です。
SSDはデータが削除や論理障害で消えた場合、1分以内に処置をしないと復旧が非常に困難になります。
大切なデータは、パソコン内と外部メディアの2カ所に同じものがあるよう二重化して保存しましょう。
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