こんにちは。パソコンドック24 大阪・扇町店 です。
今回は、大阪市北区のお客様より、大変懐かしいパソコンの修理のご依頼を頂きました。
2012年製 富士通 LIFEBOOK AH43/G というWindows 7搭載のパソコンです。
お持ちいただいた時の状況
電源を入れると、写真のようにメーカーのロゴマークから進まない、Windowsが立ち上がらないとのことです。
この状態でよく耳を澄まして聞いてみると、変な機械音が聞こえてきます。
ハードディスクの異音です。ハードディスクの故障ですね。
ハードディスクから異音が鳴っていると、データの取り出しはかなりの高額となります。
お客様と相談して、使い慣れたパソコンだし、愛着もあるので、データは諦めるから、何とか、パソコンを使えるように直したいとのことです。
昔から使ってきたソフトをこれからも継続してお使いになられたいとのことです。
ソフトは再インストールが必要となりますが、ハードディスクを新品のSSDに交換し、Windowsを新規インストールすれば、パソコンは復活しますよ~とお伝えしました。
詳細診断・分解
まずは、パソコンを分解し、ハードディスクを外しました。
ハードディスク単体で診断してみましたが、やはり異音が鳴り、重症でした。
ハードディスクからマウンターを取り外し、新品のSSDに取り付け、パソコンに組み込みます。
組み込みが完了したら、ハードディスク以外のパーツのハードウェアテストを行います。
画像は、メモリーテストを行っている所です。
メモリーに問題はありません。パソコンの内部の温度も大丈夫なようです。
リカバリーディスクからWindowsのインストール等
新品SSDの中には、Windowsも何も入ってない空の状態です。
リカバリーディスクを使用して、Windowsのインストール、ご購入時の状態に復元します。
リカバリーディスクは、パソコンが正常に動いている時に、DVDやCDなどに作成しておく必要があります。
パソコンの電源を入れて、DVDドライブにリカバリーディスクを入れます。
次に、富士通のパソコンの場合は、電源投入時にF12のキーを連打すると、画像のような画面になります。
内蔵のDVDドライブを選択し、エンターを押すと、
リカバリーディスクからWindows新規インストールする為のプログラムが起動します。
リカバリー(Windows新規インストール&購入時の復元)を行います。
リカバリーのプログラムの指示に従って、進めていきます。
今回のパソコンは、リカバリーディスクは、DVD6枚ありました。
リカバリーが順調に進んでいます。
修理完了・動作確認
結構長い時間がかかりましたが、最後は無事に購入時の状態への復元が完了しました。
あとは、Windowsの更新作業などを行いました。
ハードディスクからSSDに変わりましたので、動きは圧倒的に速くなりました。
お客様は、データが無くなったことは残念でしたが、パソコンが12年前の新品の状態に戻ったことに大変喜んで頂けました。
どんなに古いパソコンでも、対応可能な限りお客様のご要望にお応えして、修理を行います!
古いパソコンを復活させたい方は、ぜひ、お近くのパソコンドック24にご相談してみてください。
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