おはようございます。こんにちは。こんばんは。
パソコンドック24 豊田店 です。
今回は豊田市のお客様よりGA7A-H194/XTをお預かりし、修理いたしました。
ツクモ/eX.computer G-GEAR GA7A-H194/XT 電源は入るが起動しない
・パソコンの電源は入るがWindowsが起動してこなくなった
・知人に譲るつもりなのでパソコンを使えるように直して欲しい
・できれば安く直したい
今回はオーバーホールにてご対応いたしました。
【要点】
・パソコンのトラブル回避のため、定期的な内部清掃をおすすめいたします。
・ご自身で清掃される場合は、静電気や水分の混入にお気を付けください。
G-GEAR GA7A-H194/XT修理内容のご紹介
パソコンが起動しなくなってしまったとご相談いただきました。
ご自身のパソコンは買い替え予定で、知人に譲るつもりなので直るなら直して欲しいと修理のご依頼を頂きました。
分解
通電してファンが回っていますので、何らかの起動を阻害する要因があるようです。写真は分解途中の物です。
今回は分解してメモリ挿しなおし、マザーボード(メイン基板)のBIOS(UEFI)設定をリセットするCMOSクリアすることで起動することがわかりました。
内部の状況など
しばらくご利用だったようで、各部にホコリがたまっていました。
恐らくホコリや静電気といった原因で起動不具合を引き起こしてしまったようです。
起動できるようになりましたので各部点検を行いましたところ、BIOS(UEFI)のバージョンが古く、不具合の修正やWindows11に最適化されている新しいバージョンがメーカーから公開されていることがわかりました。
機械的不具合としてCPU冷却ファンから異音がしており、パソコン背面のUSBポートが破損していましたので、安定動作のためBIOS(UEFI)更新、CPU冷却ファンとマザーボード交換のお見積もりをご提案させていただきました。
納品
元々パソコンを手放されるため、修理は最小限とすることになりました。
今回はUSBポート破損個所は保護カバーで塞ぎ使用不可とし、パソコン内部のオーバーホールにてご対応させていただきました。お客様は起動できるようになって安心されたご様子で、故障個所の修理や調整については知人に伝え、判断に任せるとのことでした。
デスクトップ型パソコンの内部で主に発熱する箇所は、CPU、マザーボード、電源ユニット、(ゲーミングパソコンなど高機能パソコンの場合は)グラフィックボードです。パソコンの冷却方法は基本的に空冷式で、風の流れ(エアフロ―)を利用して内部を冷やすよう設計されています。つまり、パソコン周辺の空気を取り込み、内部の熱を外に排出するという仕組みなのですが、パソコン周辺のホコリなどを吸い込んでしまいます。フィルターを装着したモデルもありますが、それでも何年も清掃を行っていないと、内部にびっくりするほどホコリなどがたまったりします。まとめて掃除をしようとするととても大変なので、季節の変わり目に清掃されることをおすすめいたします。
余談ですが、冬場でも暖かく住み心地が良いのか、わずかな隙間から虫が侵入することもあり、例えばクモや虫が巣をつくり住み着くこともあります。パソコンの調子が悪くなるきっかけにもなりますし、何より精神的安定のため、定期的な内部クリーニングをおススメいたします。
もし、ご自身で掃除をされる場合は、掃除機を使って直接ホコリを吸い込むようなことは避けていただきたいです。静電気が発生して内部の部品を痛めることがあります。
おススメはパソコンショップや家電量販店、ホームセンターなどで販売しているエアブロアのスプレー缶を使用してホコリを吹き飛ばす方法です。使用中缶が冷えて風量が減少していくため、2~3本ご用意頂き、ローテーションしながらご利用いただくと作業効率が上がります。ファンは回転しないように軽く羽を押さえて、細かな箇所はブラシや綿棒などを使用するときれいになります。なお、業務用コンプレッサーは吹き出す風が強力すぎたり、空気を圧縮した際に発生する水が噴き出すことによって内部の部品を破損させてしまうことがありますので、取り扱いには十分お気をつけいただきたいと思います。
内部清掃をご自身で行うことに自信がない方やパソコンなどIT機器に関する問題や疑問点がございましたら、近くのパソコンドック24までお気軽にご相談ください。私たちは常にお客様のお困りごとに真摯に向き合い、最適な解決策を提供することを心がけています。
この記事がご覧いただいたみなさまのお役に立ちましたら幸いです。
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