こんにちは。パソコンドック24 名古屋・庄内緑地公園店 です。
DELLノートパソコンの電源が入りません。
電源ボタンを押してもランプが点灯するのみで電源が入らず、使用できない状態です。
DELL Latitude5300 ランプ点灯のみで電源が入らない
第8世代Core i3搭載の13.3インチ小型ノートパソコンです。
電源ボタンを押すと「caps lock(英数)」のランプは点灯しますが、電源ボタンのランプがすぐ消えてしまいます。
画面は明るくならず、メーカーロゴも表示されません。
ランプのみ点いて電源が入らない場合、バッテリーやボタン電池を外して放電し、内部の情報をリセットすることで電源が入るようになることがあります。
分解:SSD
まずは内部の状況を確認します。
このノートパソコンはネジを外すことができないため、緩めるのみで固定を外します。
下部にある黒いパーツがバッテリーですが、目視で膨張が確認できるほど膨らんでいました。
バッテリーコネクターを抜き、SSDのヒートシンクも外します。
2230(横22mm・縦30mm)のSSDがありました。
固定ネジを外して抜き取ります。
バッテリー異常が原因で電源が入らない
仮組みをして電源ボタンを押してみると、画面が明るくなりメーカーロゴの確認もできました。
バッテリーの劣化・膨張が原因で電源が入らなかったようで、バッテリーコネクターを差し直すと症状が再発しました。
再度バッテリーコネクターを外した状態で起動し、メモリーのチェックテストを行います。
異常は見つかりませんでした。
SSDステータス:正常だが軽度劣化
ステータス上に問題はありませんが、パーセンテージが低下しています。
読み書きのスピードテストでもがたつきが見られたので、新品に交換することになりました。
SSD固定ネジ位置変更
新品のSSDは2230ではなく2280(横22mm・縦80mm)のものを使用します。
小さめのSSDが使用されているパソコンはネジ位置を変更できることが多いです。
2280に対応した場所に上下を反対にして移動します。
CPUグリス塗り直し
ヒートシンクを外します。
固まったグリスを除去し、塗り直します。
ヒートシンクを組み戻し、内部清掃も行いました。
SSD・バッテリーパーツ交換
2280のSSDと新品バッテリーを取り付け、ベースカバーを組み戻します。
金額を考慮し、バッテリーは互換品を使用しました。
Windows11クリーンインストール
Windows10で発売されたモデルですが、第8世代CPU搭載なのでWindows11をインストールすることができます。
先程取り付けたSSDに、外部メディアを使用してWindows11をクリーンインストールします。
その後、メーカーサイトからダウンロードしたファイルを使用してドライバーの適用を行いました。
Windows Update適用後にBitLockerの回復キーを求められる現象が起きることがあるので、「デバイスの暗号化」から解除しておきます。
定例更新を最新まで適用後、BIOSのアップデートを行いました。
外部清掃・機能確認
外部清掃後、カメラやWi-Fiなどの機能確認を進めて終了です。
ACアダプター(充電器)を常時挿したまま使用すると、バッテリーの劣化を早める原因になります。
スマートフォンのように100%になったら充電器を外し、バッテリーが少なくなってきたら充電するようにしましょう。
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