こんにちは。パソコンドック24 大阪・扇町店 です。
今回は大阪府吹田市のお客様より、東芝 Dynabook V8/J (P1-V8JP-BL)が正常に起動出来なくなったとのことで修理のご依頼を頂きました。
お持ちいただいた時の状況
画像のような状態の場合、Windowsを修復することにより元通り起動出来るようになるパターンと、修復が不可能で初期化が必要となるパターンがあります。
どちらのパターンでも、パソコン内に保存されているデータが重要とのことですので、まずは分解を行い、データのバックアップを行います。
分解・データ保全
まず裏面のネジを全て外して、カバーを取り外しました。
分解の簡単なパソコンだと、この状態でSSD(データが保存されているパーツ)が見えるのですが、見えていませんね。もっと詳細な分解が必要なようです。
バッテリーを取り外しました。必ず、最初に行います。
液晶から伸びている無線のアンテナケーブルを取り外し、CPUファンを取り外しました。
簡単には出来ませんが、いくつかのケーブル、ネジを取り外し、マザーボードを取り外しました。
取り外したマザーボードをくるりと回転させると、SSDが見えました。
お客様のデータが保存されているSSDというパーツがこれです。
データバックアップの為に、SSDのコピーを作ります。
その為の変換基板が必要です。まずは、SSDに問題が無いのか?診断を行ないます。
問題が無いことを確認出来ましたので、特殊な装置を使い、SSDのコピーを作成します。
初期化・SSD組み戻し
SSDのコピーを無事作成することが出来ました。
その他のハードウェアに問題は無さそうです。
SSDを元通り組戻しました。
お客様と相談し、今回は、初期化を行うことになりました。
画像は、最新のWindows11への初期化が完了した状態です。
修理完了・動作確認
Windowsのアップデートなども終わり、最適なWindowsの状態になりました。
バックアップしたお客様のデータを元の場所(パソコンの中)に戻しました。
初期化を行ったので、快適にご使用出来る状態になり、大切なデータもそのまま戻ってきて、お客様に大変喜んで頂けました。
パソコンが起動出来なくなっても、データを救うことが出来ます。
同じようなことでお困りの方は、ぜひ、お近くのパソコンドック24へご相談ください。
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