こんにちは。パソコンドック24 名古屋・名東店 久保井です。
さすがに10月に入ると過ごしやすくなります。
さすがの名古屋も朝晩は暑さはありません。一番過ごしやすい季節かもしれませんね。
昭和区からお持ち込みいただきました今回のパソコンはヒンジ破損です。
現状
液晶パネル側とキーボード側を止めている金具(ヒンジ)が破損し開閉がままならなくなっている状態です。
なんとか作業ができるようテープで固定していますが、正常に開閉ができるようにとご依頼がありました。
現状を維持するのがやっとの状態で、とても開閉は出来ません。
無理に閉めようとするとバキバキと嫌な音がして被害はひどくなるばかり。
まずは分解をして被害の状況を把握する必要があります。
(分解作業省略)
診断とヒンジ修理
液晶パネル側(上半身)の破損が原因でした。
ヒンジがプラスティックの土台からネジ受けごと抜けていますし、アルミの棒が折れてしまっています。
通常このパーツは液晶パネルの縦の長さと同じで、開け閉めする時の強度を維持している役割があるのですが、これではヒンジの部分だけ直しても強度が保てません。さてどうしましょう。
たまたま当店にありましたパソコンから似たパーツを入手することが出来ました。
ネジ穴の位置が少し違いますが加工して取り付けて行けそうです。
今回はなくなったネジの部分をボルトで挟み込み、補修と補強を行います。
反対側のネジ受けも破損していましたので合わせてボルト固定をしていきます。
その他ネジ受けの破損修復や
埃がたまっているFANの清掃も併せて実施していきます。
作業完了
ヒンジをボルトで挟み込み今まで以上の強度が出ています。
念のためヒンジにかかるテンションを少し緩めて再発防止。
正面からの見た目はほぼ元通り。
もちろん普通に開け閉めもできるようになっています。
今回はおそらく破損してからも開閉を試みてしまったのでしょう。思った以上に破損がひどくなってからのお持ち込みになりました。
ヒンジが壊れると自然に直ることはありません。
破損したらなるべく早くお持ち込みいただければ見た目を損なわない修理も可能かもしれません。
同じような故障でお困りの際はお近くのパソコンドック24までご相談ください。
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