こんにちは。パソコンドック24 新宿店 です。
今回はSurface Pro8のキックスタンド部ヒンジ破損についてのお話です。
PCを正面から見た感じでは特に何もないような見た目ではありますが、スタンド部分が外れて壊れている状態です。
お持ちいただいた時の状況
お持ち頂いたお客様のご子息様が学校でご利用しているとのことです。
普段はこのSurfaceをご利用しての授業がある為、修理を行うにしてもあまり手放すお時間がないとの事でした。
Surfaceを裏返しました。
キックスタンドがずれているのがわかります。
タブレットを寝かせて使う分には問題がないのですが、通常通りスタンドを開いてご利用になると、スタンド片側の付け根が壊れて外れている為、壊れる時は左右どちらかだけが破損することがほとんどです。
Surface Proシリーズでまあまあ壊れる箇所ではあります。
中央部のキックスタンドから出ているベロみたいな部分ですが、現状出っぱなしですが、後から内部に挿し込むことができます。
今回はたまたま該当するヒンジパーツ在庫が店内にあった為、お急ぎコースにて修理を承りました。
なお、Surface Pro4~7が共通、8は専用、9も専用のヒンジです。
Pro8とPro9のヒンジパーツに互換性はありません。
8-9ですが、個人的にはちょっとヒンジの耐久性が弱いのではないか?と思っています。
結構早い段階からお問い合わせがあったんですよね。
分解作業
それでは早速修理作業に入ります。
まずはSSDを取り外します。
SSDを取り外すことにより、電源が入らなくなるという仕様です。
SSDを取り外しました。
このPro8からSSDが簡単に取り出せるようになりました。
いざという時はここからデータを取り出せます。
液晶パネルを剥がしていきます。
Pro8シリーズはスピーカーカバーが金属メッシュです。
まあまあ柔らかい素材なので、無理すると曲がってしまうことがあります。
無理やり外そうとすると、メッシュが液晶の中にめりこんでしまうということもあります。
実はこのメッシュですが、液晶パネル側にくっついています。
液晶パネルを外しました。
左右のテープが乗る幅が狭くなっているため、過去モデルより液晶パネルが剥がしやすくなっています。
液晶ケーブルは液晶下側にあります。
過去モデルとは場所が違うので要注意です。
ここで液晶ケーブルを外すのですが、自分は液晶側の指差しをしている部分のコネクタを外してます。
さてここでようやくヒンジ交換です。
裏返してキックスタンドを養生テープで仮固定します。
仮固定は無くてもOKなのですが、固定するとヒンジ修理作業がちょっぴり行いやすくなります。
壊れちゃっている側のヒンジ部分です。
片側表面にネジ2個、キックスタンド側にネジ1個で固定されています。
これが今回交換する真新しいヒンジパーツです。
左右両方交換を行います。
交換するとこんな感じですね。
こちらは破損箇所とは反対側で元々壊れてはいないのですが、この手のパーツは左右同時に交換しないと、交換していない側が近いうちにまた壊れるとかよくあるので><
修理完了
修理が完了しました!
ようやく今までと同じ姿を取り戻しましたね。
出ていたベロ部分も元通りに挿し込みました。
これにて今回の修理は完了です♪
同じようにキックスタンドのヒンジが壊れてしまったSurface Proシリーズをお持ちの方。
パソコンドック24までお気軽にご相談下さいませ~
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