こんにちは。パソコンドック24 名古屋・庄内緑地公園店 です。
北名古屋市からお越しのお客様より、「エラーが出てWindows11のインストールが進まない」とご相談いただきました。
知人にパソコンを組んでもらったものの、使うことができないとお困りです。
自作PC(ASUS PRIME B550M-K) Windows11のインストールに失敗する
中古パーツも使用した自作PCです。
市販のインストールメディアでWindows11をインストールしようとしたところ、エラーが出てインストールが進みません。
「インストールは取り消されました。PCに対する変更は保存されません。」
「必要なファイルをインストールできません。インストールに必要なすべてのファイルが利用可能であることを確認し、インストールを再実行してください。エラーコード:0x8007025D」
エラーコード「0x8007025D」はインストール先のストレージ故障などが考えられます。
分解:SSD
サイドパネルを外し、グラフィックボードの上にあるSSDを外します。
仮組みの上メモリーのチェックテストを進めましたが、異常は見つかりませんでした。
SSDステータス:正常
SSDは新品が採用されていて、読み書きのスピードテストも問題ありませんでした。
となるとパーツ故障ではありませんので、検証を進めていきます。
市販インストールメディアのWindows11バージョンが古い
Windows11を購入すると、ライセンスキーカードにUSBインストールメディアが付属しています。
通常は付属のインストーラーでもインストール可能なのですが、自作PCでパーツの年式が新しいと市販インストーラーのWindows11バージョンに対応していない場合があります。
今回はパーツ故障などではなく、インストールメディアのバージョンが合わないことでエラーが発生していたようです。
MicrosoftからダウンロードしてWindows11インストーラーを作成
Windows11のダウンロードにアクセスし、「Windowsのインストール メディアを作成する」の「今すぐダウンロード」からインストールメディアを作成することができます。
最新のWindows11バージョンは24H2(2024年・下半期バージョン)ですが、24H2は不具合が多く安定しません。
そのため、修理用として作成済みのインストーラーで23H2(2023年・下半期バージョン)をインストールしていきます。
Windows11v23H2をインストール
23H2のインストールメディアで進めると、エラーは発生せずインストールが完了しました。
マザーボードのメーカーサイトからドライバーをダウンロードして適用し、Windows Updateの更新や拡張機能ソフトのインストールを進めます。
Windows11はBIOSのアップデートも大切です。
2年ほど前のバージョンでしたので、最新BIOSへ更新しました。
内外清掃・返却
ケースは中古だったようで、内部の清掃を行うと意外と埃が出てきました。
しっかり清掃し、起動状態をご確認いただいてご返却です。
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