こんにちは。パソコンドック24 新宿店 です。
今回は液晶パネルが割れてしまったMacBook Air 13inch M3 2024をお預かりしました。かなり新しいモデルです。
お持ちいただいた時の状況
Apple care+などには入っていないとのことです。
メーカー有償保障も残っておりますが、今回はそちらをご利用にならず、当店での修理をご希望になりました。
画面の左下からヒビが発生しています。
「何かを挟んでしまった」ために液晶が割れるケースが大変多いです。
いろんな液晶破損ケースをお客様からはご相談を受けますが、割れる原因は多種多様です。
落下や意図せぬ画面に強い衝撃があったケースのほうが実は少ないんですよね。
知らない間に割れているなんていうケースもあります。
割れに至らず、見えないヒビが発生→時間差で液晶画面が割れるなどもあるようです。
分解
それでは早速分解を行います。
バッテリーコネクタを外します。
液晶ケーブル、バックライトケーブルの留め金を外します。
ここのネジは上下でサイズもネジ穴の種類も違うので要注意です。
液晶、バックライトのケーブルを外します。
撮影し忘れてしまったのですが、本来もう一つ横長の留め金があります。
クッション素材の下に実は隠しねじがある構造となっています。
液晶ケーブルとバックライトケーブルのコネクタ間にねじ穴があり、この位置に隠しねじがあります。
液晶ケーブル後部に枕のような黒いパーツがあります。
これは取り外しておきます。
ケーブルコネクタの形状は画像のようになっています。
次にヒンジカバーを外します。
ちょっとひっかかりがあるので、外し方は少しコツが必要です。
センサーケーブルのカバーを外します。
2種類のセンサーのケーブルがついています。
上半身が外れました。
おや…センサーケーブル部分が腐食していますね。
今回この部分は清掃のみ、交換せずに動作は問題ありませんでした。
ラバーフレームを外しました。
最新型はラバーフレームが簡単に外れなくなっているようです。
先端に細長い部分があり、ストライプパーツの下に入り込んでいました。
そーっと引っ張れば抜くことは可能でしたが、ラバーフレームが劣化した場合は切れてしまう可能性が高いと思います。
ラバーは経年劣化が顕著なパーツです。
劣化によりパーツが硬くなり、簡単に切れてしまうことがよくある素材です。
今後は液晶交換とラバーフレーム同時交換しないといけない…などのケースも増えそうですね。
液晶パネルが外れました。
修理完了
液晶パネル交換が終わりました!
もともとデータそのものが入っていない状態でお預かりした為、OSインストールを動作確認のために行いました。
これでまたパソコンを快適にご利用できると思います。
液晶パネル破損でお困りの方、パソコンドック24までお気軽にご相談くださいませ。
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