おはようございます。こんにちは。こんばんは。
パソコンドック24 豊田店 です。
今回は碧南市のお客様よりMB-F576SD-M2SH2-Aをお預かりし、修理いたしました。
マウスコンピューター m-Book MB-F576SD-M2SH2-A液晶画面の開閉ができない
・液晶画面を開閉するときに音が鳴るようになった
・筐体に隙間が生じてしまい、開閉しづらい
・できればこれからも使用したい
今回はヒンジ部補修修理にてご対応いたしました。
【要点】
・液晶パネルの開閉は両手で中央からゆっくり開閉しましょう。
液晶画面と本体の中央を両手で支えて、左右のヒンジに負荷が均等にかかるよう開閉してください。例えば家庭や職場で複数のご利用者がいらっしゃる場合、みなさまに正しい液晶画面の開き方を共有されてみてはいかがでしょうか。
・開閉時の違和感は放置せず早めの対応をおすすめいたします。
液晶の開閉時に異音や筐体の隙間などの違和感が出たら、ヒンジ部が破損している可能性があります。放置すると悪化し、最終的に液晶や筐体が大きく損傷するおそれがあるため、早期診断・修理が重要です。
・定期的な点検も大切です。
内部清掃で分解する際に、ヒンジ金具の調整も可能です。普段のご利用の際に気になるところがあればご相談ください。
m-Book MB-F576SD-M2SH2-A修理内容のご紹介
お仕事で使用しているパソコンが液晶画面を開閉できなくなってしまったとご相談いただきました。外観上筐体に破損が見られましたので、補修で改善できた場合の概算見積をお伝えしました。
その金額で修理できるならと了承いただけましたので、診断を承りました。
分解
液晶画面を開いた状態でお持ち込みいただきましたので、開いた状態で分解し、内部の様子を確認することにしました。
この機種は分解するには底面のネジを取り外し、さらにキーボードを取り外してキーボード側のネジを取り外す必要があります。
破損状況
ヒンジ金具を取り外すと、ナットを固定するネジ受け部が割れてナットが抜けてしまう状態でした。左右及び他1カ所の計7カ所の破損していることがわかりました。
こうしたケースではヒンジ金具固定部があるキーボード・パームレスト側の部品を交換するか、部品調達が難しい機種は補修にてご対応となります。
補修作業とヒンジ金具の調整にて開閉でき、ご申告症状が改善できることがわかりました。また、各部動作テストを行い問題ありませんでした。
お客様にご連絡しお見積りをお伝えしましたところ、事前の概算見積どおりだと了承いただけました。
納品
後日ご来店いただきましたので、状態をご確認いただきました。
再発防止のための開閉方法をご案内し、納品させていただきました。
スムーズに開閉できるようになり、これからも使用できるようになったと安堵されたご様子でした。
ヒンジ部破損はノートパソコンの構造上起こりうるトラブルです。
落下の影響や利き手・側面側を持って開閉することによるねじれ、設計上の強度不足など原因はさまざまです。
特に2in1ノートパソコンは硬めに調整されたヒンジ金具とタッチパネルがガラスであることが多く、ヒンジ金具の浮き上がりによってガラス部が破損したりフレームレス液晶パネルを採用した機種は液晶パネルの取り外しが困難なため、場合によっては上半身(液晶パネル・液晶カバー・ヒンジ金具・WiFiアンテナ・Webカメラ一式)交換となるケースがございます。
ヒンジ部補修修理はメーカーサポートが終了してしまった機種でも直せることができたり、部品取り寄せが不要で比較的短納期・低コスト修理となるのがメリットです。
反面、メーカーや販売店のサポートが受けられなくなる可能性が高く、一度手を加えると元に戻せませんし、完全な修理が難しい場合や外観に変化が生じたり、補修できる強度にも限界もあります。また、作業者や修理方針によって結果が異なります。
部品交換修理は外見を損なうことなく修理できることができ、ヒンジ金具調整と正しい開閉方法を行って頂くことで再発リスクが減らせる一方、部品調達に日数やコストがかかり、メーカー修理の場合は修理費用が高額になる傾向があります。
お客様のご事情やご予算に応じたご対応いたしますので、パソコンなどIT機器に関する問題や疑問点がございましたら、近くのパソコンドック24までお気軽にご相談ください。私たちは常にお客様のお困りごとに真摯に向き合い、最適な解決策を提供することを心がけています。
この記事がご覧いただいたみなさまのお役に立ちましたら幸いです。
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