こんにちは。パソコンドック24 大宮店 です。
今回は Lenovo IdeaPad L340-15API の充電ポートの接触不具合でお困りのお客様からご依頼をいただきました。
充電ランプのチェック
写真の通り、充電ポートにACアダプターを接続しても充電ランプが点灯しませんが、ACアダプターを押し込むと一時的に充電ランプが点灯し、充電出来るそうです。
これは典型的な充電ポートの経年劣化による不具合ですね……
分解して内部の確認
早速PCを分解し、充電ポートの状態を確認いたします。
この機種は充電ポートがマザーボードに溶接されているオンボードタイプのようですね。
充電ポートの通電チェックを行ったところ、ACアダプターの挿し込み具合で通電しない事が確認出来ました。
顕微鏡で充電ポートの溶接部分を確認すると……
写真の通り、充電ポートが溶接してある脚の部分が割れていました!
充電ポートの内側にあるピンが若干グラグラしており、溶接してある脚と内側のピンが接触している間だけ通電していたようです。
オンボード充電ポートを交換
破損した充電ポートを新品に交換し、ACアダプターを接続すれば正常に充電ランプが点灯するようになりました。
動作確認
OS上でもきちんと充電され、動作確認を行いましたが他に不具合もありませんでした。
PCのクリーニングを行い修理完了です。
充電ランプが点灯しない場合
今回は充電ポートの経年劣化による不具合のみでしたが、ACアダプターやバッテリー、マザーボードの故障でも充電ランプが点灯しない不具合は発生いたします。
最近は充電ポート以外にもUSB-Cポートでも充電出来るノートパソコンが増えてきています。
両方の充電方法が使える機種の場合、充電ポートに不具合が発生した際はUSB-Cポートで急場を凌ぐのもありですね。
ノートパソコンの充電ポートは、充電ポートが着脱式になっておりパーツ交換が出来るモデルと、
今回のようにマザーボードに直接してあるオンボードのモデルがあります。
当店はどちらのタイプの修理も承っています。
お困りの際はぜひ当店へご相談ください。
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