こんにちは。パソコンドック24 名古屋・庄内緑地公園店です。
名古屋市北区からお越しのお客様より、「Windowsが起動せずに簡易診断にいってしまう」とご相談いただきました。
電源を入れるとしばらくロゴの画面が表示され、その後簡易診断プログラムが起動します。
富士通 ESPRIMO FMVD38001 D588/T OSが正常起動しない

第8世代CPU搭載のWindows11インストール済みデスクトップパソコンです。
中古で購入されたものでメモリー32GB・SSD1TB構成になっており、以前当店で電源ユニットを交換修理したモデルでもあります。

電源を入れると簡易診断が起動し、診断を進めると「エラーコード:E104-1-1001」と表示されます。
診断結果が「ハードディスクに機械的なトラブルの可能性があります。」となっていますので、Windowsが入ったSSDに異常が発生している可能性が高そうです。
分解:SSD

サイドパネルを外し、DVDドライブを固定しているロックをずらしながら上へ引き上げます。

前回修理した際に取り付けたヒートシンクはそのままですが、固定用のゴムが切れていました。
ネジを取り外し、SSDを基板から取り外します。
仮組みの上メモリーのチェックテストをしましたが、こちらは異常ありませんでした。
SSD完全故障

中古販売時に取り付けられたであろうSSDは完全に故障しており、検証用パソコンに接続しても認識せず環境保全は不可能でした。
原価が安いので中古パソコンでは多く見られるSSDですが、故障率も高く感じられるメーカーSSDです。
データをできれば取り出したいとのことですが、救出は諦め修理のみとなりました。
SSD交換

金額を抑えるために512GBのSSDを採用し、ヒートシンクは以前のものを取り付けます。
劣化したサーマルパッドと固定ゴムは取り替えました。
内部清掃の上、組み戻します。
Windows11クリーンインストール

先程取り付けたSSDにWindows11をクリーンインストールし、メーカーサイトなどから入手したドライバーを適用します。
使いやすいように設定を変更し、Windows UpdateやPDFリーダーのインストールも行いました。

元はWindows10搭載の機種ですので、BIOSは最新バージョンに更新しておきます。
外部清掃・返却

今夏がとても暑かったせいか、SSDが故障しWindowsが起動しなくなってしまう事例が増えています。
SSDはHDDと比べて前兆なく壊れることが多いので、データはパソコン内部と外付けメディアの2カ所に保存するようにすると安全です。
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