こんにちは。パソコンドック24 前橋店 です。
今回は群馬県高崎市のお客様より、DELL 15シリーズ DC15255をお預かりしました。
都内に通勤しやすい高崎市周辺も、現在はテレワーク・リモートワークがすっかり定着しています。
それに伴い、ご自宅でのビデオ会議やリモートワーク環境をより快適に整える方が非常に増えているようです。
今回のご相談も、そんなテレワーク環境で発生した「スペックは高いはずなのに動作が重く業務が出来ない」という切実なお悩みでした。

高スペックPCなのに「動作が重い」というご相談
DELL製のノートパソコンのDell15シリーズDC15255動作改善についてご相談をいただきました。
このモデルは、パワフルな AMD Ryzen 7 プロセッサを搭載しており、お客様ご自身で「仕事用として不足ないように」と、これまでのパソコンより大容量のの16GBメモリのモデルを選択して購入されたとのこと。
しかし、実際の業務が始まると、以下のようなトラブルに見舞われてしまったそうです。
・Zoom会議を録画し始めると、映像がカクついて止まってしまう
・DiscordとZoomを同時に立ち上げると、片方のアプリが強制終了する
・ブラウザ(Chrome等)でタブを多く開くと、PC全体の反応が極端に遅くなる
「16GBも積んでいるのになぜ?」という疑問を解決すべく、プロの視点で徹底診断を行いました。
診断と分析:テレワーク環境で16GBが「限界」を迎える理由
詳細な診断の結果、ハードウェアの故障は見つかりませんでした。
問題は、最新のWindows 11環境と、テレワーク特有の「重なり合う負荷」にありました。。
1. 最新OS「Windows 11」の基本消費量
最新のWindows 11は、OSそのものを安定して動かすだけで以前より多くのメモリを必要とします。バックグラウンドで動く常駐プログラムを含めると、起動しただけで4GB〜6GB程度が常に消費さる場合もあるため、この時点で、自由に使える残りは10GB程度しかありません。
2. ビデオメモリ(VRAM)による占有
このモデルはCPU内蔵のグラフィックス機能を利用しますが、映像を滑らかに描写するために、メインメモリの一部をあらかじめ「ビデオ専用」として確保してしまいます。これにより、実際にアプリが使えるメモリ領域はカタログスペックの16GBよりもさらに目減りします。
3. テレワークツールの同時併用による「メモリの壁」
お客様の業務スタイルを伺うと、以下のソフトを同時に利用されていました。
- Zoom: 録画・エンコード処理を含め約1.5GB〜3GB消費
- Discord: 連絡用として常駐し数百MB〜1GB消費
- Webブラウザ: 調査用に20〜30個のタブを開き2GB以上消費
- Excel/Word: 資料作成で数百MB消費
これらを合計すると、OSの消費分と合わせて16GBの容量をほぼ使い切ってしまう「メモリ不足」に陥っている状態ではないかと診断いたしました。特にZoom録画は動画データエンコードしながらを書き込む負荷が大きいため、16GB環境では余力がなくなり、動作停止を招いていたのです。
修理・カスタマイズ工程:物理スロットを活用したアップグレード
今回のDELL製のノートパソコンのDell15シリーズDC15255は、内部にメモリスロットを2つ備えていました。最近の超薄型PCではメモリが基板に直接付けられていて増やせない「増設不可モデル」も多いのですが、この機種は拡張性が確保されています。
1.本体分解:本体の裏蓋を慎重に裏蓋を取り外します。内部は非常に綺麗で、16GBのメモリが1枚装着されていることを確認しました。

2.メモリの追加:現状の16GBを活かしつつ、もう1スロットに同規格・高品質な16GBメモリを追加。合計32GBへと容量を倍増させました。
※2枚1組で動作させることで「デュアルチャネル」となり、データの転送速度自体も向上します。

3.負荷テストの実施: 組み上げ後、実際にZoomを起動し、Discordや高負荷なWebサイトを複数立ち上げて動作チェックを実施。メモリ使用量に大きな余裕が生まれました。

テレワーク用PC選びの「落とし穴」を回避するために
今回の事例から、PCの新規購入や買い替えを検討されている方へ伝えたい重要なポイントが2つあります。
1. 「16GB」はもはや余裕のない標準スペック
高画質なZoom会議やチャットツールを併用する現代のテレワークでは、16GBメモリは「余裕のあるスペック」ではなく、「ストレスなく動くための最低ライン」です。特に最新OS自体がメモリを多く消費するため、実質的に使える容量はカタログ値より少なくなります。
2. 「増設できるモデルか」が運命を分ける
最近のノートPCには、メモリが基板直付けで「後から一切増やせないモデル」が多いです。もし16GBで不足を感じたとき、増設できない機種だとPCごと買い替えるしかありません。
購入前・修理前のアドバイス:
・会議の主催(ホスト)や録画を頻繁に行う方
・多くのアプリやブラウザのタブを同時に開く方
・一つのPCを3年以上長く、快適に使いたい方
これらに該当するなら、最初から「32GBモデル」を選ぶか、今回のように「後から増設できる機種」を選んでおくことを強くおすすめします。
「検討中のPCが自分の仕事に合っているか?」「今のPCをパワーアップできるか?」など、少しでも不安に思われたら、手遅れになる前にぜひ当店へご相談ください。

パソコン修理・パワーアップのご依頼について
無事に32GBへパワーアップしたパソコンをお返しした際、お客様からも「これで安心して会議の録画ができる」と喜んでいただけました。
パソコンドック24 前橋店では、単に部品を交換するだけでなく、「お客様がそのパソコンで何をしたいか」に合わせた最適な修理をご提案します。
パソコンの動作改善をご検討中の方は、ぜひ一度診断にお近くのパソコンドック24へお持ち込みください。
プロの技術で、あなたのテレワーク環境を劇的に快適にします!
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