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MacBook Pro M3 2023年の水濡れ洗浄

カテゴリー : Mac修理水没・水濡れ修理(Mac)新宿店Apple

こんにちは。パソコンドック24 新宿店 です。
今回は、海外のお客様からのご依頼です。

 

お預り時

パソコンはMacBook Pro M3 2023年 A2992です。
1_お預かり時

キーボードとトラックパッドのあたりにコーヒーをかけてしまったとの事です。

2_お預かり時-2

状態としては、電源は入りますし、キーボードのべたつきも無く正常に動作しているようです。
それでも今後、電源が入らなくなったりしないか心配でお持ち込みされたそうです。

内部の洗浄を行う事で劣化の進行は抑えられるかもしれません。
ただし、かろうじて動作しているような場合、洗浄を行う事で電源が入らなくなってしまう事もあります。
ロジックボード上のICに液体がかかって腐食している場合、ちょっと力が加わっただけでICの足がもげてしまうかもしれません。
このようなリスクをご理解頂いた上でお預かりし、洗浄を行う事になりました。

 

分解

それでは分解していきましょう。
まずは裏蓋を外します。
3_全体
内部がびちゃびちゃに濡れている状態ではありませんでした。
ロジックボード、各種周辺パーツなどを外し、全体を詳細に見ていきます。
まずはバッテリーとロジックボードの間に液体が付着しているのを確認しました。
4_水濡れ拡大
トラックパッドの隙間から液体が侵入したものと思われます。

次にロジックボードを見ていきます。
5_ロジック拡大2
トラックパッドの隙間から侵入した液体がロジックボードにも付着し、CPUまで伝ってしまったようです。
うっすら液体が流れた痕が見えています。

液体が流れた場所にあるICを詳細に確認してみます。
6_IC拡大1
7_IC拡大2
しっかりと付着してしまっています。
トラックパッドも見てみます。
8_トラックパッド拡大
こちらにもしっかりと液体が付着した痕が見て取れます。
ただし、ICには影響なさそうです。
他にもたくさんの付着が確認されましたが、電気的な影響を及ぼす場所ではありませんでした。

 

洗浄作業

それでは洗浄を行っていきましょう。
特にロジックボードの洗浄は丁寧に行わなければなりません。ICの足の間に付着物が残ってしまいがちです。
IC周りはきれいになりました。

9_IC洗浄1

10_IC洗浄2

ICの足が焼け焦げたような場所は無く、軽微な劣化で収まったようです。
洗浄したことでこれ以上の劣化も防げるでしょう。
他の付着した場所も洗浄していきます。こちらは劣化対策と言うより臭い対策の意味合いが大きいですね。

洗浄が全て終わったらロジックボードや周辺パーツを組み上げていきます。

動作確認を行います。無事電源が投入出来ました。機能的にも問題は無いようです。

11_作業完了動作確認

今回はそれなりの量がパソコン内に侵入してしまいましたが、軽微な影響で済んだラッキーな事例です。

水濡れしてしまった場合は一刻も早くバッテリーを外したいものです。ICの足に付着し、電気が流れてしまうと焼け焦げたり青錆が発生し、劣化が進んでしまいます。様子見などせずに早めにお持ち込みされることを推奨します。

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