こんにちは。パソコンドック24 前橋店 です。
今回は前橋市にお住まいの大学生のお客様より、MacBook Pro(13-inch, 2017)A1706 のバッテリー不良に関する修理事例をご紹介します。
同じようなお困りごとをお持ちの方の参考になれば幸いです。

ご相談内容(充電しないと使えない・突然電源が落ちる)
「充電ケーブルを抜くとすぐ電源が落ちてしまって、ずっとつないだままでしか使えないんです…」
お客様は MacBook Pro を普段通り使っていたところ、充電ケーブルを外すと動かなくなる・急に電源が落ちるという症状が出るようになったとのことで、当店へお持ち込みいただきました。
バッテリー駆動がほぼできない状態で、業務や日常使いに支障が出ていました。
詳細診断の流れ
まずシステム設定からバッテリーの状態を確認しました。
画面には「バッテリーに関する重要なメッセージ」として、「修理サービス推奨」の表示が出ていました。これは Apple が定めるバッテリー劣化の基準を超えた状態を示すサインです。

続いてバッテリーの詳細データも確認しました。
放電回数(充電サイクル数):527回
最大充電容量:2,867mAh(新品時の約 60% まで低下)
状態:修理サービス推奨
MacBook Pro A1706 のバッテリーは新品時で約 4,900mAh の容量がありますが、今回は約 60% 程度まで低下していました。
充電サイクルは 527 回と Apple が定める寿命目安(1,000 回)の約半分ですが、容量の低下が進んでいることから、バッテリーそのものが早期に劣化した状態と診断しました。
診断結果をお客様にご説明し、PSEマーク取得済みの互換バッテリーへの交換でご承認いただきました。
※PSEマークとは、電気用品安全法の基準を満たした製品に付けられる安全証明マークです。
修理内容(ロジックボード取り外しを伴うバッテリー交換)
MacBook Pro(A1706)のバッテリー交換は、単純な部品交換ではありません。このモデルはバッテリーがロジックボード(メイン基板)の下に配置されているため、バッテリーにアクセスするためにまずロジックボードを取り外す必要があります。


裏蓋を開けると、バッテリー・ロジックボード・デュアルファンが収まっています。
バッテリーへアクセスするため、まずロジックボードに接続された 10 数本のケーブルやコネクタを一本ずつ丁寧に取り外していきます。
ディスプレイ・キーボード・スピーカー・トラックパッドなどさまざまなパーツがつながっており、順番を間違えずに外す必要がある繊細な作業です。

ロジックボードを取り外すと、ようやくバッテリーへのアクセスが可能になります。バッテリーは本体に接着されているため、傷つけないよう慎重に剥がして取り出しました。

古いバッテリーを取り外した後、新しいバッテリーを丁寧に設置します。
新しいバッテリーを固定したら、取り外した 10 数本のケーブルをすべて正確に接続し直し、ロジックボードを元の位置に戻して裏蓋を閉めます。
動作確認・交換前後のデータ比較
組み上げ後、正常に起動することを確認。バッテリーの状態も詳細データで確認しました。


交換後のデータは以下の通りです。
・放電回数:1回(新品)
・最大充電容量:4,540mAh(大幅に回復)
・状態:正常
「修理サービス推奨」だった状態が「正常」に戻り、バッテリー容量も大幅に回復しました。充電ケーブルなしでも安定して動作することを確認し、お渡ししました。

当店では修理の際に関連のない部分となる場合はデータの初期化は行いませんので内部データもそのままで修理が完了いたしました。
お渡し時は、バッテリー駆動での動作確認をお客様と一緒に行い、ケーブルなしで問題なく使えることをご確認いただき、「これでまた普通に使えます」と喜びのお声をいただきました。
同様の症状でお困りの方へ
MacBook のバッテリーは消耗品で、使用年数・環境や充電サイクルに応じて劣化していきます。
・充電ケーブルを抜くとすぐ電源が落ちる
・バッテリーの減りが異常に早い
・システム設定に「修理サービス推奨」と表示されている
・充電しているのになかなか満充電にならない
このような症状が出ている場合、バッテリーの交換で改善できるケースがほとんどです。
MacBook Pro(A1706)のように修理難易度が高く他店で断られやすいMacシリーズも、当店では対応しております。
群馬県・前橋市近郊にお住まいの方はパソコンドック24 前橋店へ、その他の地域の方はお近くのパソコンドック24までお気軽にご相談ください。
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